19.10.14
SNSへの被害状況投稿は、住所を特定されるリスク有り
いま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
SNSへの被害状況投稿は、住所を特定されるリスク有り
このニュースのあらましは…
台風19号が過ぎ去り、SNSには自宅や自宅近辺と推測される場所の被災状況が多数投稿されていますが、この投稿からターゲットの住居を特定する「デジタルストーカー」の存在が、SNSのリスクとして認識されつつあるとの事です。
鈴村:こちら、ネットの反応はいかがでしたか?
米重さん:「災害に便乗してSNSを悪用するのは許せない」という意見がある一方で、「SNSに投稿すること自体の良し悪しの判断が難しい」という意見もあります。助けを求めなければならない緊急事態の場合は、リスクが云々言っている場合ではない、というコメントもありました。
鈴村:災害に関するSNSの投稿は多くあるんでしょうか?
米重さん:そうですね。人口が極端に少ない地域でなければ、SNSの情報を整理すれば、どこで何が起きているのかほぼ被害の全容は把握できると思います。本当に「1億総カメラマン」みたいな状態になっていますね。
鈴村:その情報を悪用する「デジタルストーカー」について教えてください。
米重さん:最近話題になりましたが、瞳に映った景色から住所や建物を特定してしまったという事例もあり、ストーカーの情報源がSNSになっているというケースは非常に多いですね。
鈴村:私たちは「デジタルストーカー」からどう身を守ればよいのでしょうか。
米重さん:「デジタルストーカー」がどのように情報を得るかというと、ターゲットの写真や動画を見たり、過去の投稿を探ったりしているんです。なので、これまでの自分の投稿から、何がどの程度分かるのか?ということを意識しておく必要がありますね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) October 14, 2019
今朝は【SNSへの被災状況投稿は、住所を特定されるリスク有り】について。
必要な情報を精査しながら、SNSと向きわないといけない時代が来たんだと思います。ただ無作為に情報を流すという事のリスクを、皆で深く理解していかなければいけないと思いました