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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.10.07

北海道議会、新庁舎に“喫煙所”を強行

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


「北海道議会・自民党、新庁舎に“喫煙所”を強行」について

このニュースのあらましは…


北海道議会最大派の自民党・道民会議は、議員総会で2020年1月に完成する道議会庁舎の会派控室に“喫煙所”を設けることを決めました。

鈴村:こちら、ネットの反応はいかがでしたか?


米重さん:この件は以前から北海道内では注目されていたんですけれど、今回このような決定になり、「時代に背く決定だ」「道民の命や健康よりもタバコを優先しているのではないか」という声が多いですね。評価する声はほぼ皆無、という状況です。


鈴村:論点としてはどういう部分になるのでしょう。


米重さん:議会のような公共の施設に、税金で喫煙所を作って良いのですか?というのが一点。こちらに関しては、鈴木知事が税金では作れません…ということを伝えていて、今回はそういうことにはなった、と。もう一点は「改正健康増進法」という法律がありまして、こちらは今年施行されたんですけれど、行政機関や病院などの敷地内は原則禁煙と定めています。なので、道議会は立法機関であって行政機関ではないので、法律の対象外だというロジックで設置します…という話になっていて、これは本当にそれで良いのかという話ですね。


鈴村:これはなぜ設置を決めたのでしょう。


米重さん:やはり、タバコを吸いたいという方が多い…というのが一番で、会派の議員のだいたい6割くらいが設置したかった様ですね。で、会長はすぐにタバコを止めろとは言えないので、一つにまとまるために決めたと言っていて、同じ会派でも嫌煙派はいますので、そちらは異論を唱えているということです。


鈴村:北海道内の世論はどうなっていますか?


米重さん:こちら、北海道新聞が7月に世論調査を行っていて、庁舎内の喫煙所の設置については85%が反対しているということです。北海道は成人の喫煙率が全国一ということもあって、北海道の医師会などもかなり反発しています。


そして、今日の #スズコメ はこちら。



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