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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.09.12

千葉県内の公衆電話7千台を無料化

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日お話を伺ったのは、いま気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長・加藤亘さんです。そして、加藤さんが注目した話題はこちら!


千葉県内の公衆電話7千台を無料化

NTT東日本は現在、台風15号の影響が続く千葉県内において、公衆電話7千台を無料で利用できるようにしています。


鈴村:今日は、災害時の重要な通信手段である「公衆電話」についてお話を伺います。加藤さん、公衆電話は昔に比べるとだいぶ減っているように思うのですが。


加藤さん:公衆電話の設置台数は2018年時点でおよそ6万9千台と、ピーク時に比べると確かに減少しています。が、公衆電話は災害などの緊急時において、電話が混みあって通信規制が実施されるような場合でも、規制の対象外として優先的につながるため、現在も概ね500メートルから1キロ四方に1台くらいの割合で設置されています。また、たとえ停電時であっても、硬貨の利用であれば電話をかけることが出来ます。
このように、公衆電話は災害時に強い通信手段のため、携帯電話がつながりにくくなっている千葉県内において、現在NTT東日本はおよそ7千台を無料で利用できるようにしています。ただし、一部の公衆電話では、通信障害などの影響で利用できない場合もある、とのことです。


鈴村:東日本大震災以降、その重要性が改めて注目された「公衆電話」ですが、これ以上減らさないで欲しいですね。


加藤さん:逆に“増えている公衆電話”もあります。「特設公衆電話」と呼ばれるもので、一般には「災害時用公衆電話」とも言われています。こちらは災害が起こった際に管理者が電話機を設置し、緊急連絡手段として無料で提供されるものです。設置場所は小中学校や大学、福祉センター、地域交流センターなどが中心で、地域によっては、コンビニエンスストアが設置場所になっているところもあります。
NTT東日本では「災害時用公衆電話」の事前配備を自治体と連携して進めていて、東日本エリアにおいては、2011年以降の8年間で「7,310台」から「47,396台」へと設置数が増加しているとのことです。


加藤さん:ほかにも、子どもたちが緊急時に公衆電話が使えるよう、子どもたちの印象に残るような啓発活動も行われていて、今年11月にはタカラトミーアーツから「公衆電話のミニチュアフィギュア」が発売される予定です。こちらは公衆電話の使い方を楽しく疑似体験できるようになっているそうです。


鈴村:これもう、今の子どもたちは公衆電話から電話をかける、ということが特殊なことになっていますからね。


そして、今日の #スズコメ はこちら。





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