network
リポビタンD TREND NET

今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.09.04

日本で唯一のファクトチェックサイトが閉鎖に!?

null

今日は、政局から炎上案件まで独自の視点で発信するニュースサイト『J-CAST ニュース』の副編集長、城戸譲さんにお話を伺いました。
城戸さんが注目したネットの話題はこちら!


【日本報道検証機構が解散、ファクトチェックサイト「GoHoo」の今後】

このニュースのあらましは…


2012年、弁護士らの有志で作られた一般社団法人『日本報道検証機構』。先月30日に公式サイトで29日をもって解散すると発表されました。これに伴い、日本報道検証機構が運営していたファクトチェックサイト『GoHoo』が閉鎖に…。

鈴村:今回の話題はどういうことなんでしょうか?


城戸さん:メディアの報道を検証し、ファクトチェックを行うインターネットサイト『GoHoo』を運営していた、一般社団法人『日本報道検証機構』が先月30日に、公式サイトで“29日をもって解散することになった”と発表しました。日本報道検証機構は、2012年に弁護士らが有志で作られたものなんですけれども、運営を開始されてから、これまで1000件以上の検証記事を発表してきて、加計学園をめぐる政治家の発言を検証するような記事を出したり、あとは、メディア側が謝罪や訂正をするケースも多々ありました。


鈴村:事実をチェックするという意味のファクトチェックですが、しっかり機能していたと思うんですけど、どんな理由で今回解散することになったんでしょうか?


城戸さん:発表文では、「諸般の事情から継続が困難」ということなんですけれども、以前は、寄付だったり会費を募っていたんですけれども、会費は2017年に会員制度を中止していたということで、その後は、寄付などで賄っていたということですね。


鈴村:やっぱり運営費というところが大きな理由だったんですかね。


城戸さん:それも背景にはあるということですね。


鈴村:運営する団体が解散してしまったということは、評価が高かったファクトチェックサイト『GoHoo』も閉鎖されてしまうんでしょうか?


城戸さん:一旦、一時非公開という形で、今後はアーカイブを公開することを検討しているということですね。代表理事を務めていた楊井人文さんは、アメリカのデューク大学の研究室のデータベースに日本で唯一のファクトチェックサイトとして登録されていたけれども、今回の廃止でゼロになってしまうということで、立ち上げも検討しているということを明かしています。


鈴村:本当に評価が高ったファクトチェックサイトが閉鎖されるとなると本当に損失としては大きいですよね。ウェブにおいて何が真実かどうかということは、今、問題として取りざたされている中で、これからファクトチェックはすごく大事になってくるところですよね。これは今後注目していかなければいけないニュースかもしれませんね。


そして、今日の #スズコメ はこちら。







  • X
  • Facebook
  • LINE
Top