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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.08.19

東京オリンピックの問題点

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


トライアスロン会場の水質汚染など、東京オリンピックの問題点

このニュースのあらましは…


8月17日にパラ・トライアスロンW杯東京大会が行われましたが、水質汚染によって予定を変更。国際トライアスロン連合は、採取した水質検査で大腸菌の値が基準を超えたためにスイムの中止を決定し、ランとバイクのみで大会を実施しました。

鈴村:こちら、ネットの反応はいかがでしたか?


米重さん:オリンピックの本番で同じようなことになったらどうするつもりだ、という懸念の声が多いですね。こちら、実は2013年の招致活動の頃から海外メディアを含めて指摘されていたことなんです。それが未だに解決されていないことに対して疑問の声もあがっています。


鈴村:水質検査の結果はどういうものだったんでしょうか?


米重さん:前日の16日に採取されたサンプルから、国際トライアスロン連合が定める上限の2倍超の大腸菌が検出され、水質リスクは4段階で最悪の「レベル4」となり、連合のルールに従ってスイムを中止した、という説明でした。その原因については、前日までは基準値内の数値だったのですが、台風10号による豪雨で合流下水道に処理しきれない生活排水が混入し、東京湾に流れ込んだのが原因とみられています。


鈴村:水質に関する対策は何か考えられているんでしょうか。


米重さん:オリンピックに向けては「水中スクリーン」というものでコースの海域を仕切って、汚れた水が入り込まないようにする、という対策が考えられているようです。


鈴村:オリンピック期間中の猛暑対策についても問題が取り沙汰されていますが、こちらの対策は進んでいますか?


米重さん:最近ですと、ボートの競技会場で暑さ対策のテストが行われまして、会場のシャトルバス乗り場には、ミストを噴射する大型テントが設けられるなどの対策は取られています。ただ、観客席を覆う屋根は当初全体に設けられる計画でしたが、整備費が削減されたため、屋根が半分程度になってしまっています。暑さ対策への課題は、まだたくさん残っていそうですね。


鈴村:猛暑対策としてはどんなものがあるんでしょう?


米重さん:例えばマラソンのスタート時間を朝7時に設定するなど、競技の開始時間を調整するほか、日本を訪れる外国人に対して、熱中症対策への周知を含めての対策なども検討されているようです。


鈴村:あと、気になるのは宿泊施設の問題ですが…


米重さん:こちらも、大会の運営側が宿泊施設を独占していて、一般客の予約は受け付けていない、とか、もしくはとんでもない高額になってしまう、といった問題がありますね。



そして、今日の #スズコメ はこちら。




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