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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.08.12

Uber 過去最大5550億円の赤字

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


「Uber 過去最大5550億円の赤字」について

このニュースのあらましは…


米ライドシェア最大手の「ウーバー・テクノロジーズ」が8日に発表した4〜6月決算で、純損失が前年の6倍の52億3600万ドル(約5,500億円)に上り、過去最大の赤字を記録しました。

鈴村:こちら、ネットの反応はいかがでしたか?


米重さん:この赤字額の大きさには驚きの声があるんですが、一方で、あるUber Eatsの配達員を名乗るアカウントでは「ウーバーにたくさん文句はあるけれど、それ以上にウーバーには感謝しているから頑張れ」といった趣旨のツイートをしているんですね。こういうのはちょっと面白い反応だなと思いました。


鈴村:日本ではUber Eatsが一番有名ですが、Uberのメイン事業は何になるんですか?


米重さん:Uberは自動車の相乗り型の配車サービスがメインです。ただ、日本ではライドシェアに規制があるので、車に関してはハイヤーの配車サービスが中心となっていますね。


鈴村:この赤字の原因はなんでしょう?


米重さん:今回の赤字の多くは、従業員への株式の報酬に関する費用ということで、一時的なものと見られています。ただ、海外では他の配車サービスとの競合が激しいので、恒常的に多くの赤字が出ているとも言われています。


鈴村:日本では「Uber Eats」(いわゆる宅配サービス)が定着しつつありますが、日本市場はどうなりそうですか?


米重さん:Uberは、日本では事実上ハイヤーの配車サービスのようなものになっていて、台数も限られていますので、規模は限定的なものになります。それに対してUber Eatsはかなり好調で、Uberの幹部も電話会見で「信じられないくらい上手くいっている」とコメントしているそうです。


鈴村:Uber Eatsがもたらした飲食業界への影響はありますか?


米重さん:実は最近「ゴーストレストラン」という言葉が登場しまして、これはキッチンだけで営業が成り立つようなお店のことを指しています。これはやはりUber Eatsの影響で、こういった形態での店はこれからどんどん増えてきそうです。



そして、今日の #スズコメ はこちら。





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