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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.08.07

武井俊輔議員が「重度訪問介護」費用負担を評価する理由

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、政局から炎上案件まで独自の視点で発信するニュースサイト『J-CAST ニュース』の副編集長、城戸譲さんにお話を伺いました。
城戸さんが注目したネットの話題はこちら!


【自民党・武井議員が「重度訪問介護」費用負担を評価する理由】

鈴村:これはどういうことですか?


城戸さん:重度訪問介護という制度がありまして、これは、重い障害をもっていたり、常時介護が必要な人が食事や排せつの援助や外出の付き添いなどの支援を公費で受けられる制度なんですけれども、通勤や営業活動などの経済活動にかかわる外出というのは対象外なっています。このあいだの参院選で24時間の介護を受ける、船後靖彦議員と木村英子議員が当選した後、登院や国会内の移動が制度の対象外にあたるということで問題が表面化していて、臨時国会を前に、お2人の介助費は参院が当面負担することになりました。
この決定を受けて、日本維新の会の代表・松井一郎大阪市長はツイッターで「その他の就労中の障がい者の皆さんと比べて、公的支援優遇になります」と主張したほか、大阪の吉村知事も特殊ルールを作るという事に対してちょっと疑問を呈しているんですが、そんな中、自民党の武井俊輔衆議院議員がツイッターで与党議員でありながら前向きな意見を述べて、注目を集めています。


鈴村:武井議員はどんな意見をツイートしているんでしょうか?


城戸さん:武井さんは松井さんとかの主張を踏まえて、懸念、反対の意見が多く出ているとしながらも、参院の判断は評価されて然るべきだと、当面負担、すなわち永久的にそうすることではなく、会派政党の負担なども含めて不断の検討があるということとしています。あとは、吉村都知事が特殊ルールと言ったことについては、あくまでの当面の措置であり、2人の議員活動が始まっていないので、今後議論されていくべきだという話になっていますね。


鈴村:今後も議論をしていくためには、まずは必要なんじゃないか?ってことですよね。
J-CASTニュースでは武井議員に取材を行ったそうなんですけど、どんなお話を伺ったんでしょうか?


城戸さん:直接お話を伺いまして、通勤中というところに絞ってお話を伺ったんですが、議員活動は特殊ということで、通勤の定義について議論していくことが大事だということと、障がい者の権利条約との関連も加味したうえで、じっくりと議論していくことはいい。ただ、法律が予想だにしていなかったことが起こったこと自体、お2人が議員になったことに価値があるというふうにおしゃっていました。


鈴村:ルールがあるから何かをするじゃなくて、こういうことが起きたらルールが外れたけど、それをもう一度議論しようという機会になったということは、確かにいいことですよね。


城戸さん:これを機会にしてっていうことですよね。


鈴村:これでね、こういうことが起きた場合どうするかというのが想定出来ますし、そういう議論を深めるのが大事ですよね。だから、なにも全て、今のタイミングで結論を出せということではないという話なのかもしれませんね。


城戸さん:ここをきっかけに新たな議論をという話しですよね。


そして、今日の #スズコメ はこちら。



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