19.07.16
「JUDGIT!」ご存じですか?
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日お話を伺ったのは、ジャーナリストでBuzzFeed Japan シニアフェローの古田大輔さんです。今日の話題はこちら!
「政府の全ての事業予算をチェックできる画期的なデータベース」について
鈴村:古田さん、これはどんなものなんでしょうか?
古田さん:よく「国の行政って何をしているのか分からない」という方がいらっしゃいますが、実はこれまでも、国が何にお金を使って、それがどういう企業に支払われて、その事業がどこまで進んでいるのか…といったことは、「行政事業レビューシート」というものが公開されていて、そこで全て見ることが出来ていたんです。ただ、こちらはデータが膨大で、検索や確認が難しく、記者や研究者でも活用が難しかったんですね。それを探しやすくデータベース化したのが「JUDGIT!」というものです。
鈴村:これを作ったのはどういう方ですか?
古田さん:「JUDGIT!」は政策シンクタンク「構想日本」、日本大学・尾上洋介研究室、NPO法人「早稲田クロニクル」、Visualizing.JPが共同で作成しています。データを整理して検索可能にし、グラフ化などで利用・理解しやすくしました。これを使えば、たとえば事業名や概要に「オリンピック」や「東日本大震災」と書かれた事業にどれだけの予算が配分・執行され、「どの企業に支払われているか?」も簡単にチェックできます。
鈴村:普段なんとなく「税金高いなぁ」と思っていても、それが何に使われているかを知ることはなかなかなかったですよね。「JUDGIT!」によって、その税金の使い道に納得できますし、逆に「このムダじゃないですか?」と言うこともできるわけですね。
古田さん:そうですね。これによって「自分事化」することができると思うんです。払うならやっぱり、納得して払いたいですよね。こういう動きはすごく大事だと思います。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
#スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年7月16日
これが革命的に見やすくなったということで活用すべきでしょうね。
自分の払ったお金がどのように使われているのか知るだけでも
税金の意味を考えるきっかけにもなりますし、
もちろんそれが選挙にも繋がっていきます。