19.07.08
参院選の注目ポイント
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
参院選の注目ポイントは？
今日は、7月21日（日）に投開票が行われる「第25回参議院議員通常選挙」についてお話を伺いました。
鈴村：今回の参院選、ネットの反応はどうなっていますか？
米重さん：この週末に報道各社の情勢調査が発表されまして、これについて「与党強いな」とか「野党はもう少し頑張らないと」といった反応がありますね。
鈴村：これ、与党が強いのは何故なんですか？
米重さん：そうですね。経済や景気、雇用を重視する有権者は、引き続き安倍政権に投票をすると思われます。また、福祉や年金を重視している有権者も、だからといって野党に投票するとはなっていないことが、諸々の情勢調査で分かっていますので、そういう意味では現状を維持したい、という心情が強いのではないかと思います。
鈴村：では、注目の選挙区についてお聞かせください。
米重さん：まず東京は全国最多の定数6議席で、各党が軒並み候補を立てています。中でも、自民党と立憲民主党はそれぞれ2人の候補を立てていまして、どちらも2人の候補を当選させられるか注目です。
で、大阪に関しては、春の大阪ダブル選挙で勢いを見せた維新の会が2人の候補者を擁立しています。対する自民党も当初は2人を擁立する予定だったんですけれど、そのうちの1人が大阪市長選挙に出たので、候補者が1人に絞られています。その他の党も候補者が1人ですので､前回に続いて維新の会が2議席を取れるかに注目です。
それ以外で変わっている場所は広島です。こちらは定数2に対して､自民党が候補者を2人立てています。自民党がこの2議席を独占するのか、それとも野党が1議席を取れるのかに注目が集まっています。
鈴村：比例代表の注目すべきポイントはなんでしょうか？
米重さん：こちらは各党の戦略の違いがはっきり表れていまして、立憲民主党は女性候補者など新顔が中心です。あとは、いわゆるタレント候補を積極的に擁立して、無党派層の票を取りに行こうとしています。
これに対して自民党は現職・元職が非常に多く、支持団体の組織内候補がメインで、新顔が非常に少ないのが特徴となっています。
鈴村：与野党の勝敗ラインはどうなりそうですか？
米重さん：与党は「53」｢63｣「86」の3つの数字があります。まず「53」は、参議院全体での過半数を得るのに必要な人数。安倍政権はこれを勝敗ラインに置いています。次に「63」は、今回改選される議席の過半数。そして「86」というのは、憲法改正の発議に必要な人数となっています。今回は、自民党と公明党で「63」は超えるんじゃないかと言われていますね。
鈴村：強い与党に対して、野党がどう立ち向かっていくのか？という構図になりそうな選挙ですね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年7月8日
そこから争点というのを導き出して、投票に行きたいなと思います。皆さんも選挙に行きましょう。
