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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.06.27

茨城県日立市のランドセル支給制度

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ネトラボ』の編集長、加藤亘さんにお話を伺いました。
加藤さんが注目したネットの話題はこちら!


【茨城県日立市のランドセル支給制度】


街の声
「自分の時と違って、いろんな色があるなと。水色とかピンクを見て、すごい色があるんだなあって…」
「最近は、高級な素材を使ったりしているのが増えていると感じます。例えば、本革とか。見た目も、これは良いものを使っているなってわかるようなものが多いのかなって感じています。」
「私たちの時はA4サイズが入らなくて、上が曲がってた感じなんですけど、今のは、A4、クリアファイルが入るからいいなって、便利だなって」



鈴村:加藤さん、街の声をきいてどうでしたか?


加藤さん:そうですねぇ、娘のために“ラン活”しないといけないのかなぁと考えていました。


鈴村:そうですよね。確かに今は、種類もいろいろあるし、このA4が入るのって、革命的だったっていうニュースを最近見たことがありますよ。あとは、CMでもめちゃくちゃ軽いとか、すごいカッコいいとか、いろんなタイプがあっておもしろいですよね。
そこで今回、ピックアップしていただいた話題の『茨城県日立市のランドセル支給制度』ですけど、これはなんでしょうか?


加藤さん:ランドセルの多様化や高級化が進んでいる一方で、茨城県日立市では、小学校に入学する新1年生全員にオリジナルのランドセルを支給しているんですね。
これに対してネット上では、「シンプルな見た目が逆に良い」、「実用的なデザイン」、「ランドセルに高級感はいらない」などの声があがって、注目を集めました。
この支給制度は、1975年(昭和50年)から行っているそうで、日立市の教育委員会 学務課に取材したところ、ランドセルの配布は、オイルショックの影響を受けた各家庭の経済的負担をやわらげるため、さらに、お祝いの意味も込めて始まったものということなんですね。
日立市では、ほぼ全ての小学生がこの支給されるランドセルを使っていて、2019年はおよそ1300個を配布したそうです。ちなみに、ランドセルのカラーは黒と赤で、男女問わず好きなカラーを選ぶことが出来るそうです。


鈴村:これはすごい!!!僕は、74年生まれなので世代が一緒ですよ、オイルショックの時に生まれていますからね。その時からランドセル配布はやっているんですね!?配布ってことは、日立市の方は、これはもらえるものだって…


加藤さん:たぶん、常識的に思っているでしょうね。


鈴村:きっと、常識なんですよね。このランドセルのデザインを見ているんですけど、僕らの知っているランドセルとはちょっと違うデザインですね。ランドセルって、パカって…、なんていうか、フックに引っ掛けてね。


エリザベス:フックみたいなね、金具がついてて…。


加藤さん:上から蓋がしているのが一般的ですよね。


鈴村:でもこれは、チャックになっていて、ビジネスバッグみたいなデザインに近いですね。


加藤さん:重量は550gと軽量でファスナー式になっていまして、素材は合成皮革で表面はウレタン加工が施されているそうです。


エリザベス:しっかりしてそうですね。安全で守ってくれそうな感じもするし。


鈴村:ランドセルって昔、すごい重かったような…。


エリザベス:重かった!


鈴村:重かった?ザベスさんの時代も重かった?


エリザベス:重かったですよ。小学1年生が持つものじゃないなって思いますもん。


鈴村:僕も重いなと思ってた、子どもの時に。


加藤さん:ランドセルの配布はですね、県内では日立市のほかに9つの市町村でも行っておりまして、茨城県以外にも大阪府の摂津市であったりとか、島根県の出雲市などでも同様の施策をしているそうです。


鈴村&エリザベス::へぇぇ〜〜〜〜!


鈴村:こういう地域があったんですね!これはもっと広がると良いと思いますね。おっ?なんかメッセージきました?


エリザベス:リスナーさんから、友人がまさにそのランドセルを使っていました。友達曰く、転校生が来ると、自分たちと違うランドセルを見にすごい人が、相当な期間、群がるといっていました。と。


鈴村:なるほど、なるほど!(笑)


エリザベス:憧れの的だったと…。


鈴村:(笑)。日立市の方はきっとあれですよね、テレビのランドセルのCMとかは、なんでCMしてるんだろう?とか、物珍しいしね。


エリザベス:そっか、みんな同じランドセルを使っていたから。


鈴村:でもなんかさ、“ラン活”という言葉がさっきありましたけど、ランドセルによって格差や、なにか障害になっていることがある。例えば、いじめに繋がったりするという話も聞いたことがあります。俺の方が良いランドセル!とかどうかわらないですけど、子ども同士でやるのかもわからないですけど、親同士の見栄の張り合いとかがあるかもしれないですけどね…。ランドセル一つとっても、いろんな考え方があるんだなというのがわかりましたね。


そして、今日の #スズコメ はこちら。





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