19.06.24
野党が方針転換 内閣不信任決議案提出へ
いま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
野党が方針転換 25日にも内閣不信任決議案提出へ
このニュースのあらましは…
主要野党は、安倍内閣に対する不信任決議案を明日25日にも衆院に提出する方向で調整に入りました。当初は夏の参院選に合わせて衆院選を行う、衆参同日選挙を誘引しかねないとして慎重な姿勢を見せていましたが、首相が同日選を見送る方針を固めたことを受け、方向転換したとのことです。
鈴村:こちら、ネットの反応はどうですか?
米重さん:与党を支持している方からは「いつものセレモニーなんじゃないか」という声があがっていて、これはまぁそうだろうなと思いますが、野党を支持している方からも「解散がなさそうだから不信任案を出します、では迫力に欠ける」とか「弱気すぎるんじゃないの」といった声が目立っています。
鈴村:これによってどういった影響が考えられますか?
米重さん:おそらく明日にも不信任決議が出るかと思われますが、それは与党によって否決となりますので、ダブル選挙になる可能性はほぼないでしょう。
鈴村:やっぱりダブル選はないんですね。
米重さん:明後日までの通常国会の会期中に解散…というのは、もう日程的にもかなり限られていますので、現実的ではないですね。今週末にはG20も控えていますし。
鈴村:この方針を与党側はどう受け止めているんでしょう。
米重さん:「粛々と否決する」という自民党幹部の発言があります。不信任を突き付けられたから解散、ということならまた違ったかもしれませんが、今回は解散はしないということでしたので、否決するしかないと。そして、公明党はダブル選に反対していましたので、安堵しているという話も聞こえてきます。今回の件は“一強他弱”な現在の状態を象徴する顛末だったと思いますね。
鈴村:与党・野党でいうと、いまは与党が強い…というか、野党の不甲斐なさが浮き彫りになった結果なのかな、という気もしますね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年6月24日
不信任が出るということの意味と、それを与党がどう跳ね除けるのかなど、バランスというのが確実に意味があると思うので、僕らもパフォーマンスということで終えず、この先に何があるのかを確認するきっかけにした方がいいんじゃないかなと思います。