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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.05.08

駅の券売機からお金を引き出せる!?

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!


今日は、政局から炎上案件まで独自の視点で発信するニュースサイト『J-CAST ニュース』の副編集長、城戸譲さんにお話を伺いました。
城戸さんが注目したネットの話題はこちら!


「令和の日本からは『キャッシュカード』が消える?スマホが変える『現金の引き出し』の光景」

このニュースのあらましは…


東急電鉄の6路線85駅で、スマホを使って駅の券売機からお金を引き出せるサービスを開始しました。


鈴村:今日からスマホで現金を引き出せる新たなサービスが始まるということですが、どんなサービスなんですか?


城戸さん:東急電鉄が、横浜銀行とGMOペイメントゲートウェイが開発した仕組みを利用し、駅の券売機でスマートフォンを使ってお金を引き出せるというサービスで、横浜銀行とゆうちょ銀行の口座からお金が引き出せるということですね。


鈴村:駅の券売機でお金を引き出せるということですが、これは初めての試みなんですか?


城戸さん:という発表になっていますね。こういうサービスは、ATMじゃなくそれ以外のところからお金を下ろすことを「キャッシュアウト」と呼ばれていて、今回、東急では、一部を除く6路線85駅で朝から晩まで利用できるということです。


鈴村:これはカードを使わないということですけど、スマホを使ってどうやって現金を引き出すんですか?


城戸さん:横浜銀行の『はまPay』と、今日からスタートするゆうちょ銀行の『ゆうちょPay』というサービスを使って、QRコードを表示して駅の券売機にかざすと、1万円から3万円まで1万円刻みで引き出す額が選べて、選択するとお金がサッと出てくるという感じです。


鈴村:なるほどね、そうやるんだ!素朴な疑問ですけど、なぜ東急電鉄は券売機で現金を引き出せるサービスを始めるんですか?


城戸さん:一つの要因としては、ICカードを使ってらっしゃる方が多いので、券売機そのものとしてあまり使われていないという背景があります。


鈴村:そっか、ICカードがあるから切符を買うということ自体がメインではなくなっているんだ!そこで、この券売機をこう使ってみようという新しい拡大事業ということなんですか?


城戸さん:という意味合いも込められていると思います。


鈴村:ATM以外からお金を引き出すサービスのキャッシュアウトは、災害が起きた時にも現金が引き出せるということで注目を集めているんですよね?


城戸さん:スマホじゃなくキャッシュカードの話しなんですけれでも、去年、北海道で大きな地震が起きた時に、スマホなどを使ったキャッシュレス決済の問題点が浮き彫りになりまして、そういったことでレジでお金を引き出せるというのも徐々に始まっています。


鈴村:現金も大事ということがこれでわかってくるわけですよね。キャッシュレス決済の普及を進めるのと同時に、万が一に備えて、キャッシュアウトも増やしていく必要もありそうですね。


城戸さん:そうですね。ただ一方で、この記事を出した時の反応としては、スマホだとやっぱり心配、落とした時や電池が切れた時にどうするかというような意見もありました。


鈴村:確かにね!今は、全ての機能がスマホに集中しすぎているんじゃないかなという人も多いですもんね。


城戸さん:そうですよね。頼りすぎなんじゃないかというので、そこを安心させるためには、これからどうしていけばいいかというのもありますね。


鈴村:事業として、ビジネスとしてこれから成立するかは置いておいて、いろんな観点でお金というものを扱っていくというのは、日本国内においては、すごく必要な感じはします。だからこの事業は注目しなければいけないのかもしれませんね。





そして、今日の #スズコメ はこちら。



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