19.05.07
日本の外国人差別
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日お話を伺うのは、BuzzFeed Japan創刊編集長の古田大輔さんです。古田さんが注目したネットの話題はこちら!
「日本の外国人差別」
平成の時代に、日本に住む外国人の数は3倍近くまで増え、270万人以上になりました。
また、4月1日からは改正入管法が施行され、特定技能という新たな在留資格が設けられ、外国人が「単純労働」を目的に入国できるようになりました。
コンビニや飲食店で働く外国人の方を目にすることも、ずいぶん前から日常の風景となっています。
鈴村:BuzzFeed Japanでは外国人の差別について取材されたそうですね。
古田さん:コンビニで働く外国人を目にする機会が増えてきて、彼らがどういう風な働き方をしているのか、差別などはないのかということが気になっていたんですね。で、ちょうどNPO法人の「反レイシズム情報センター」というところが、日本に住む留学生たちにアンケート調査をしていたんですね。それを調べてみたら、340人中167人の方が職場で差別を受けた経験がある、ということが分かったんです。アルバイト先での客や上司、同僚からの暴言のほか、日本語以外での会話を禁止されることもあるようですね。都心部ではコンビニなどでよく外国人労働者をみかけますが、これが地方になると農業や漁業、工場勤務などもあり、中にはパスポートを取り上げられ、ほとんど閉じこめられている様な状態の方もいたようです。
鈴村:差別が出てくると想像は出来たんですけれど、実際に起きている声を聞くと、何というか、生々しくて悲しい気持ちになりますよね。
古田さん:ハードキャッスルさんは何かそういったご経験は?
ザベス:私は母が日本人で国籍も日本なんですけれど、たぶん全くの外国の方と比べたら差別は全然少ない方だと思いますが、それでもやっぱりこの名前や見た目で(差別を)受けたことはあります。あとは名前が長いので、クレジットカードを作るときに名前が入らなくてカードが作れなかった、ということもありますし、英語の名前に対応していない、ということもありましたね。日本国籍の私でもそういうことがあったので、外国人の方はもっともっと大変だろうな、と思いますね。
古田さん:BuzzFeed Japanの同僚で、両親はアメリカ人なんですが、本人は生まれも育ちも日本でちゃんと日本語も喋れるのに、タクシーの乗車拒否をされたとか、不動産が借りられなかった、という経験をした人もいます。
鈴村:見た目だけでそれを判断されちゃうんですね。うーん…。何だろうな、それって。そういった差別を減らすための取り組みを、何か始めていかないといけませんね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
外国の方への対応、日本人としてやるべきことの整理が
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年5月7日
早く着けばいいなと思いました。
#スズコメ #ワンモ