19.05.06
皇位継承資格、3人のみ
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちら!
皇位継承資格、3人のみ 女性・女系天皇、政権は消極的
このニュースのあらましは…
新しい天皇陛下の即位に伴い、皇位継承資格者はわずか3人となりました。皇室典範は、父方に天王の血をひく「男系男子」による景勝を定めており、皇位継承資格者は1989年の平成への代替わり時から半減。安定的な皇位継承策の検討は先送りできない課題となっています。
鈴村:こちら、ネットの反応はどうでしょうか?
米重さん:いまの時代なので、女性天皇・女系天皇がいても良いのではないのか?という意見がある一方、伝統・文化の問題なので、男系男子でなければ認められない…という意見も根強くあります。いずれにしても、皇位継承が安定的に行われるよう、早急に対応すべきだ。と、ここは両者とも意見が一致しています。
鈴村:現在、皇位継承資格者である男系男子はどの方になるんでしょうか。
米重さん:秋篠宮さまと常陸宮さま、それに悠仁さまの3名です。
鈴村:2006年に当時の首相だった小泉純一郎氏が、通常国会に女性・女系天皇を認める皇室典範改正案を提出する方針でしたが、こちらはどうなったんでしょうか。
米重さん:こちらは2006年2月、秋篠宮妃紀子様のご懐妊が判明したタイミングだったんですが、当時官房長官だった現在の安倍首相が小泉氏を説得し、改正案の提出を断念させた、という経緯があります。
鈴村:その後、こちらの議論は進んでいるんでしょうか。
米重さん:進んでいるかというと、なかなかそういう風には見えない状況ですよね。ここまでずっと、この問題は先送りされてきた…ということだと思います。この問題は早急に政治の場でしっかり議論して、方向性をまとめるということが、どうしても必要になっていると思います。
鈴村:今後、女性・女系天皇の時代が来る可能性はあるのでしょうか?
米重さん:現在女性皇族の方は多いので、女性・女系も継承資格者に含まれるようになれば、安定的な皇位継承が続くイメージが我々国民にも持ちやすくなりますよね。いずれにしてもこの問題は、早急な検討が必要だと思います。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
決断するのが難しい事ではあると思うのですが、決断してからきっと何か前に進むのかなと。今ただ、議論をしているだけになっている気もします。これから先、どんな結論が待っているか、誰かが大変な中決断されるんだろうなということも、ちゃんと僕らも見守っていきたいなと思いました。 #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年5月6日