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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.04.24

スマートなウェディング

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今日、お話を伺ったのは「クリエイティブ×ビジネス」をコンセプトとしたウェブメディア、『FINDERS』の創刊編集長 米田智彦さんです。
米田さんが注目したネットの話題はこちら!


「ご祝儀をクレジット決済可能に。ITベンチャー社長の結婚式」

このニュースのあらましは…


ITベンチャー「carat」の代表取締役社長、松本直樹さんは、開催した結婚式の招待状をウェブのみにし、ご祝儀をクレジット決済可能にしたことで話題になっています。

鈴村:「ご祝儀をクレジット決済可能にした、結婚式を挙げた」というツイートが、今、話題になっているようですね。
その招待状サービスを使うと、結婚式を挙げる側だけではなく、参列する側にもメリットがあるんですよね?


米田さん:その結婚式を開催したのは、ITベンチャー「carat」の代表取締役社長、松本直樹さんという方で、結婚式の無料招待状サービス「Biluce」を利用して、招待状をLINEやFacebook、メールなどで送信し、出欠の集計などをウェブ上で出来るようにしました。
結婚式の招待状をウェブのみにしたことで、事前の会費をクレジット決済にすることが出来たりとか、結婚式の前にご祝儀を受け取れるようになったんですね。
松本さんは、招待状をウェブのみにした理由を、招待状に掛かる予算のカットや招待状の送付や出欠の確認が簡単と挙げていて、また、参列者にとっても、出欠の返事が簡単とのメリットがあり、ご祝儀をクレジットカードで決済できることで、当日荷物なしでも参加できると述べています。
確かに、参列される方は、招待状の「ご出席」の「ご」を二重線で消すといった複雑なマナーとか、ご祝儀袋の購入代金、ピン札を用意する手間から解放されることになりますよね。あとは、新郎新婦側にもメリットがあってですね、一時的とはいえ、数百万円にも上る現金を管理する煩わしさから逃れられるので、両者にとってメリットのあるサービスだと思います。


鈴村:これだと出欠の確認は簡単ですね。あと、ピン札を用意するのって意外と大変なんですよね。
この画期的な結婚式は参列者からは好評だったんですか?それと、ツイッターでこの情報が上がったわけですけど、好意的に受け入れられている感じなんですかね?


米田さん:実際にこのウェブの紹介状を実施してみたところ、親族や友人から否定的な反応はなかったとのことですね。
ツイッターでは現在、7600件以上のリツイートを記録していて、「クレカ決済は画期的」とかですね、「スタンダードになってほしい」、「ご祝儀泥棒に遭ったので推奨したい」、「ご祝儀QRコードも作りたい」など、ポジティブな反応が見られました。
ご祝儀袋を用意して袱紗に包む伝統的な結婚式も良いんですけど、余計な手間を省いたスマートなウェディングが、より今のニーズに沿っているのかもしれないですね。


鈴村:確かにそうかもしれないですね、時代が変わってきているでしょうし、スマートな結婚式を挙げたいって方も増えてきましたもんね。そういう意味では、大々的なものではなく、手間を少しでも減らしたい方もいるかもしれませんからね。


米田さん:結婚式の新しい形が生まれるかもしれないですね。ITの力を使ってスマートなウェディングが実施できる可能性があるということですよね。





結婚式の大変さを知っている鈴村さんとザベスさんはこのサービスに、みんな出欠アプリを使うのに慣れているし、招待状や贈り物、大金の現金を持ち歩く怖さから解放されるということで、絶対に楽!画期的!これがスタンダードになって欲しい方も多いと思うと称賛していました。
一方で鈴村さんは、こういう新しいことが起こると、人の手が入っていない感じがする、やっぱり、伝統とか温かみが大事なんじゃないのという意見が必ず出てくるのとコメントし、それに対して、それも大事なんだけど、結局、このテクノロジーを使うのは人だから、その気持ちがちゃんとあればとは大丈夫だと思うと見解を示していました。
伝統的な結婚式についてザベスさんは、ご祝儀に書くとか袱紗に包んで持っていくというのも、良いんですよね。温かみがあるんですよねといい、鈴村さんも、あれもイベント的で楽しかったり、ピン札用意しなきゃ…とか言ってるのも嫌いじゃないんですけどねぇと話していました。



そして、今日の #スズコメ はこちら。



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