19.04.22
昨日行われた「統一地方選挙」について
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちら!
昨日行われた「統一地方選挙」について
このニュースのあらましは…
昨日4月21日に、身近な街の課題が問われる「第19回統一地方選」の後半戦となる市区町村長・議員選、そして衆院大阪12区と衆院沖縄3区の両補欠選挙が行われ、東京都の一部の区長選と区議選を除き、即日開票されました。
鈴村:まず、今回の「統一地方選挙」のネットの反応はいかがでしたか?
米重さん:今回はまず、女性候補が増えたことが非常に注目されていたと思います。それ以外には「なり手不足」ですね。無投票で当選が決まっている選挙区もけっこうありました。
鈴村:今回、米重さんが注目した選挙区は?
米重さん:まずは東京の北区長選、こちらは84歳の現職と35歳の新人の戦いでした。35歳の新人は元都議でブロガーとしても有名だった方ですが、こちらは現職が制しました。
それ以外には大阪ですね。こちらまだ維新の勢いが続いていまして、池田・吹田・八尾で市長選の候補を擁立しましたが、そのうち2人が当選しました。いずれも現職、もしくは現職の息子を相手に戦っていまして、これはかつてない強さが続いている印象です。
鈴村:また、昨日は衆院大阪12区と衆院沖縄3区の補欠選挙も行われましたが、こちらの結果はいかがでしたか?
米重さん:沖縄も大阪ももともと自民党が弱い地域ではありましたが、こちらは沖縄は基地問題、大阪は都構想とそれぞれの地域のアジェンダーがあって、そこで負けてしまったのは今後に大きな影響があると思います。
鈴村:昨日の後期、そして4月7日に行われた前期の結果を踏まえ、今後国政にはどんな影響がありそうでしょうか。
米重さん:まず参院選が夏に控えていますので、そこに向かって与党がどう対応していくのか?今度の選挙は衆参のダブル選挙になるのではないか…と言われていまして、前回の2014年に解散→衆院選が行われたときは、安倍政権の女性大臣が2人続けて辞任したタイミングでした。前回はその局面を打開する意味で衆院を解散した経緯があります。
今回は逆に2敗したあとの選挙なので、逆にその勢いが加速していくのではないか、という見方もあります。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
実際、誰に投票すればいいのかという情報は、自分から取りにいくのは難しいところもあるといつも思っているんですが、積極的に政治に関わっていくための情報の収集の仕方とか、逆に情報をどうやって発信してもらえるかという事に、興味をもつことが大事なのかなと思っています。#ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年4月22日