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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.04.16

なかなか増えない日本の女性議員

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日お話を伺うのは、BuzzFeed Japan創刊編集長の古田大輔さんです。古田さんが注目したネットの話題はこちら!


「女性政治参加から73年…なかなか増えない日本の女性議員」

このニュースのあらましは…


1946年4月10日、日本の成人女性たちが初めて衆議院選挙で投票しました。女性が投票したり、選挙に出馬するようになって73年が経ちましたが、日本の国会の女性議員はなかなか増えないようです。

鈴村:現在、女性議員は何人くらいいるんでしょうか?


古田さん:2019年1月時点の数字ですが、衆議院で定数465人中47人、参議院では242人中50人で、衆議院は約10人に1人、参議院は約10人に2人の計算です。これはとても少ない数で、世界193ヵ国のデータがあるんですが、その中で165位。先進国と呼ばれる国の中では圧倒的に少ないですね。この数は、女性が政治に参加するようになってからの70年間、ほとんど増えていないんです。


鈴村:女性議員が増えない理由は何だと思いますか?


古田さん:様々な理由が考えられると思いますが、これは政治の世界に限ったことではなく、例えば経済界で見ても、企業の女性取締役の数も日本はものすごく少ないんです。これは先進国だけでなく、アジア各国で見ても極端に少ないですね。


鈴村:なぜそうなるんでしょう?


古田さん:やはりこれは、女性が進出しにくい社会システムになっているのだと思います。例えば「子育て」が女性の役割だという認識があり、結婚して子どもを出産したら会社を辞めざるを得ない、もしくは復職が遅れるということがあり、逆に男性は長時間労働で家計を支える…といった、性別による“振り分け”が日本ではずっと続いている状態ですね。ほかの国も昔はそうだったんですが、ここ20〜30年で変わってきているのに、日本はいつまでもそのまま変わっていないんです。


鈴村:議員の世界に女性の進出を期待する理由は?


古田さん:そもそも、男性と女性の人口はおよそ半分ずつなのに、あらゆる職種においてその割合が半々でないとしたら、そこに何かがあるという感覚を持たなければならないと思います。国会議員は国民の代表ですよね?その代表に女性が10%しかいない、というのはその時点でもう何かがおかしいですし、女性がテーマになる事案に関してはどうしても取り組みが遅れてしまうし、男性目線の政治になってしまうのが根本的な問題としてあると思います。


そして、今日の #スズコメ はこちら。




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