J1第2節における、チーム別の走行距離ランキング トップ3(2015/3/16)
月曜日は「スポーツ」。
今日は、Jリーグの試合は一試合で
だいたいどのくらい走るのか?
…というランキングをご紹介します!
第3位『 アルビレックス新潟 』119.79キロ
第2位『 鹿島アントラーズ 』123.05キロ
第1位『 湘南ベルマーレ 』127.71キロ
Jリーグは今シーズンからオフィシャルサイトで「トラッキング・データ」を公表しています。2010年に南アフリカで行われたワールドカップでも注目されたこのシステムは、ピッチ上の選手を自動的に追尾することで、その選手がどのくらい走ったかが分かるというものです。
J1の試合では、6台のトラッキング専用カメラでピッチを撮影し、3人のオペレーターが修正を加えていきます。オフィシャルサイトで見られるのは、選手ごと・チームごとの走行距離と、スプリントと言われる時速24キロ以上のダッシュが何回行われたか、というデータです。
ちなみに個人のデータでいうと、今節の走行距離ナンバーワンは湘南ベルマーレの高山薫選手の13.67キロ、スプリント数ナンバーワンはヴィッセル神戸の小山慶治朗選手の47回でした。
中西さんは「必ずしも走る距離が多く、そのスピードの速いほうが勝つわけではない」ともおっしゃっていましたが、こうしたデータを見ることでチームの戦術なども想像できそうです。このデータは試合後、J1のすべての試合について公開されますが、毎節1試合を対象にリアルタイムでもデータを見ることができます。興味のある方はのぞいてみてはいかがでしょう?
そして第2節の結果、浦和・広島・鳥栖の3チームが開幕2連勝。鹿島・山形が開幕2連敗となっていますが、中西さんは、改装後最初のホームゲームを迎えた、川崎フロンターレとヴィッセル神戸の試合を観戦。フロンターレは前節の開幕戦で3シーズンぶりとなる開幕白星スタートを飾りましたが、今節はヴィッセルに2-2のドローでした。
まず前半29分、神戸の渡邊千真選手が先制。その後、後半14分に川崎の大久保選手が同点弾を決めましたが、27分に神戸の高橋選手が再び引き離し、その1分後の後半28分に、川崎のレナト選手が再び同点弾を決めました。今節の試合について、試合後、中村憲剛選手はこうコメントしています。
この試合は圧倒して勝ち点3をとらなきゃいけないゲームだったので、正直もったいないと思います。でも、昨年まではこういう試合を落としているので、それをしっかり引き分けに持ち込めたのは、ポジティブに捉えられる数少ない点です。自分たちのサッカーを変える必要は全くないので、これをどんどん続けていきたい。まだ2節なので、次勝てばまた優勝戦線に絡めるので、必ず次は勝ちたいと思います。
中西さんは「中村憲剛選手は、ものすごくたくさんダッシュをする訳でも、ものすごくたくさん動き続ける訳でもないんですけれど、非常に効果的な動きをする選手です。逆に言えば、ボールを走らせるのが上手い選手だと言えますし、自分自身が走ることになった場合、少ないスプリントの数でチャンスを作ったり、ゴールを決めたり出来る選手なんですね。こういうデータは重要なものだと思いますが、それを読み解く術がなければ意味がありません。そういう意味では、我々メディアもそうですし、サッカーに関わっている方たちはこういうデータをどう分析して、どう読み解くか…スピードの変化だったり、走る角度なんかもしっかり見ていくとより楽しめると思います。」とおっしゃっていました。これを覚えておけば、また別の角度からもサッカーが楽しめそうですね。
今日は『J1第2節における、チーム別の走行距離ランキング トップ3』をご紹介しました。