番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2015/4/17)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
◆21歳でメジャー初優勝!マスターズ・トーナメントを制したジョーダン・スピース!
◆「モンティ・パイソン」テーマソングをカバー!シングル盤をリリースする、スティーブン・ホーキング博士
◆GWのスペシャルマッチ「九州レジェンズvsユベントスレジェンズ」で九州の監督を務めるザッケローニ!
◆半世紀ぶりの首脳会談を実現させた、アメリカ・オバマ大統領とキューバ・ラウル・カストロ国家評議会議長!
番組ホームページでの皆さんの投票では1位はオバマ大統領とカストロ議長となっていますが、今週、中西さんが注目したのは…
ジョーダン・スピース
アメリカ男子プロゴルフ、今季のメジャー初戦マスターズ・トーナメントを制したのは松山英樹よりも2つ若い21歳のジョーダン・スピースでした。
昨年は3打差の2位タイでしたが、今年は見事に雪辱を果たし、マスターズに勝った選手だけが着られるグリーン・ジャケットを、昨年の覇者であるバッバ・ワトソンにかけてもらった新王者は、「最高の気分。人生最良の日だ」と語りました。
通算18アンダーでの優勝は、1997年のタイガー・ウッズに並ぶ史上最少スコアです。初日64、2日目66と序盤で貯金をつくり、決勝ラウンドは2日続けて70でおさめ、首位を守り切りました。21歳ですが、昨年の2位だった経験が活きたのではないでしょうか。さらに、4日間単独首位で完全優勝したのは史上5人目の快挙でもあります。
ジュニア時代の2009年と2011年に全米選手権で優勝しアマ時代から注目を浴びていた逸材で、プロ転向から2年余りでのメジャー初制覇です。今回の優勝でPGAツアーでは通算3勝、世界ランキングもマキロイに次ぐ2位となっています。
妹思いでも有名で、7歳下の妹エリーが生まれつきのハンディキャップを持っていたことから、サポートが必要な子どもたちのために「ジョーダン・スピース・チャリティ基金」を立ち上げています。
ラウンドを共にしているキャディとは、2011年に優勝した全米ジュニアアマチュア選手権からコンビを組んでいます。プロのキャディではなく、スピースのキャディを務める前にはゴルフ場付きのいちキャディだった人です。
使っているパターのスコッティキャロンは15歳の時から使用しているものだそうで、スピースが小さいころから憧れていたアダム・スコット、ジェフ・オギルビーをまねて、使い始めたのがはじまりだそうです。
21歳にしては落ち着いていて、貫録も風格もあります。天才肌ではありますが、庶民的な面もあり、新しいタイプのスターが誕生したと言えるかもしれません。
ランキング1位のマキロイ、2位のスピース、そして松山英樹も15位までランクを上げています。こうした20代の選手たちが今年のメジャーを面白くしてくれそうです。
今週のウィークリー・パーソンは、21歳でメジャー初優勝、マスターズ・トーナメントを制したジョーダン・スピースに注目しました。