番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2015/5/8)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
◆フィンスイミング男子サーフィス50メートルの日本代表に選出された、オードリー・春日俊彰!
◆WBAスーパーフェザー級タイトルマッチに勝って、10度目の防衛を果たした、内山高志!
◆ヤクルト戦に勝ってプロ野球タイ記録の23年連続勝利を達成した、横浜DeNA・三浦大輔!
◆ACL1次リーグ最終戦の城南戦に勝利し、F組首位で決勝トーナメントに駒を進めた、ガンバ大阪!
番組ホームページでの皆さんの投票では1位春日俊彰となっていましたが、今週中西さんが注目したのは…
ガンバ大阪
アジアのサッカークラブチームNo.1を決めるACL(アジアチャンピオンズリーグ)。Jリーグ勢は立ち上がりから苦戦していましたが、柏レイソルに続いてガンバ大阪が決勝トーナメント進出を決めました。
6日の城南戦、ガンバ大阪はグループリーグを突破するためにはなんとしても勝利が必要な試合でした。しかし城南に先制点を取られてしまいます。
ハーフタイムの時点で1点のリードを許していたガンバ大阪ですが、グループリーグのもうひとつの試合ではブリーラムが広州富力を相手に3-0とリードしていました。このことでガンバ大阪は何としても勝たなくてはいけない状況に追い込まれました。
そして後半19分、宇佐美選手は計算していたと思いますが、左サイドからゴール前にファーサイドのポストにイン回転のボール、他の選手が触っても触らなくても入るようなボールを入れ、結局誰も触らずにゴールへ吸い込まれ、同点。
この同点ゴールの直前には長谷川監督は2人を選手交代、岩下選手をセンターバックに入れて右サイドに丹羽選手を出して、リンス選手を入れて宇佐美選手を中盤の左サイドに下げました。この采配は素晴らしかったです。宇佐美選手はトップにいた時も良かったのですが、サイドに行ったことでボールに触る回数も増えました。宇佐美選手が中盤左サイドのポジションに移ったことは非常に大きかったと思います。
後半残り8分、コーナーキックから途中交代で入った岩下選手がファーサイドで折り返して、こちらも途中交代で入ったリンス選手が押し込んでガンバが逆転、2-1。そのまま1点のリードを守り抜き勝利しました。
この試合の宇佐美選手を見ると、宇佐美選手はまた一つ上のステージに上がってきたなと感じられます。宇佐美選手は自分自身に自信を持ってプレーしているときに一番良いプレーをすると思うのですが、6日の試合での宇佐美選手は自信に満ち溢れていましたし、自分自身の誕生日を自分のゴールで祝福しました。長谷川謙太監督の采配も素晴らしいものでした。
これでガンバ大阪と柏レイソルの2チームのACL決勝トーナメント進出が決まりました。しかし鹿島アントラーズと浦和レッズがグループステージ最下位で敗退というのは信じられません。アジアのクラブチームが力をつけてきたとは言え、鹿島も浦和も素晴らしいチームで最下位になるようなチームではありません。2チームとも大会の序盤に3連敗したりと悪いスタートをきってしまいました。やはり大会の最初の試合に試合勘も含めてトップコンディションに持っていかないと勝てないということがわかったと思います。今回はJリーグでも試合の日程を動かすなどの配慮もあったり、Jリーグで戦う相手のチームも協力して日程の変更に応じてくれていました。来年こそは4チーム全て決勝トーナメントに進めるような状況になってほしいと思います。
ACLで勝つというのはJリーグの大命題です。また日程を動かすということはJリーグの他のチームも協力してくれているということですから、日程については様々な配慮をしたことと思います。最大限、日本サッカー協会もJFA、そしてJリーグもJリーグの他のチームも協力しているわけですから、ぜひとも来年は4チーム全てが決勝トーナメントに進出しACL優勝を勝ちとるということを目指してもらいたいですし、柏レイソルとガンバ大阪には優勝してもらいクラブW杯にACL優勝チームとして出場してもらいたいです。
今週のウィークリー・パーソンは、ACL1次リーグ最終戦の城南戦に勝利し、F組首位で決勝トーナメントに駒を進めた、ガンバ大阪に注目しました。