サッカー・コロンビア戦、中西キャプテンはどう見た?(2019/3/25)
月曜日は「スポーツ」
まずは週末に行われたスポーツの中から
番組が注目したスポーツニュースのTOP3から!
第3位【 大相撲、平成最後の本場所は白鵬が優勝 】
昨日千秋楽を迎えた春場所は、横綱・白鵬が全勝で42度目の優勝を決めました。そして、大関昇進がかかる貴景勝と大関・栃ノ心の一戦は、貴景勝が押し出しで勝ち10勝目。昇進の目安「三役直近3場所計33勝」を上回り、昇進を確実にしました。一方栃ノ心は7勝8敗で2場所連続の負け越しで大関陥落が確実に。しかし、来場所で10勝すれば大関に復帰できます。
第2位【 羽生結弦、復活戦は銀メダル 】
フィギュアスケートの世界選手権、ケガからの復帰戦となった羽生結弦選手は、ショートプログラムで3位でしたが、フリーでは初の4回転ループからトリプルアクセルという、世界でただひとりだけが出来る連続ジャンプにも成功し、初の200点超え。会場は逆転優勝かとボルテージが上がります。しかし、ショートプログラム1位アメリカのネイサン・チェンが羽生選手よりも難易度の高いジャンプに成功し、フリーでも1位で優勝。羽生選手は銀メダルとなりました。
第1位【 サッカー日本代表、コロンビア代表に0-1で敗れる 】
今日は、こちらの話題をピックアップしました。以下、中西さんのコメントです。
金曜日の夜、サッカー日本代表はキリンチャレンジカップでコロンビアと戦いました。会場は日産スタジアム。まずは先発メンバーを振り返っておきましょう。
ゴールキーパーは東口、左から佐々木・昌子・冨安・室屋、と。僕はこの昌子・冨安のセンターバックコンビは初めてだったので、非常に楽しみにしていました。
で、ボランチは柴崎岳と山口蛍。右に堂安、左に中島翔哉、南野がトップ下、ワントップが鈴木武蔵という先発メンバーでした。こちらは、今までの序列をしっかりと重視した形になっています。特に、堂安・南野・中島翔哉のポジションには今回、宇佐美・乾・香川が入ってきたので、今回は誰かを入れ替えるかと思いましたが、それはありませんでした。つまり、これまで戦ってきたメンバーをまずベースにしよう、ということが感じられました。
とは言っても、後ろの方は左の佐々木と右の室屋、このあたりはこれまで長友と酒井宏樹だったんです。が、今回彼らは招集されていません。その理由はおそらく、このあと6月の南米選手権…日本代表としては非常に重要な試合に出場するんですが、そこにヨーロッパのトップクラブの選手たちは招集できない可能性が高いのです。
というのも、日本代表にとって大事な試合ではありますが、招待試合なので日本代表には拘束力がないのです。そのあたりを考えると、日本代表の中核を担う選手がかなり抜けるんですよね。
ただ、南米のチームは本気でやってくるので、ここで自信を失うような負け方をするのも怖い、と。そういう意味では、今回の昌子と冨安のセンターバックは悪くなかったと思いますので、ここに関しては、吉田麻也選手がいなくてもある程度大丈夫なことが確認できて良かったと思います。
で、柴崎岳はヘタフェでほとんど試合に出ていないんですけれど、その割には非常にクオリティの高いプレーを見せてくれましたし、判断の基準も高かったので、ここは6月に向けてもっと質を上げていけるところだと思います。
あとは、やっぱり気になるのは香川選手ですよね。今回、香川選手は途中から出てきましたが、柴崎選手も「このチームに真司さんが入るとすれば、こんな感じで作っていける…という感覚がつかめた」とコメントしていましたが、今回のメンバーとの親和性はあるな、と充分感じました。2列目の充実度はかなりありますので、あとはワントップを誰か探していかなければならないと思います。今回は鈴木武蔵と鎌田が入りましたが、僕は鹿島の伊藤翔選手を呼んでも良いんじゃないかなぁ、と個人的には思っています。
明日、ノエビアスタジアム神戸で行われるボリビア戦にも引き続き注目していきましょう!