メガネのトレンドを『眼鏡 Begin』編集長、竹内伊佐夫さんに伺いました。(2019/2/12)
火曜日は「ビジネストレンド」
中西:さて、今回はスタジオにこの方をお迎えしました。
眼鏡情報専門誌『眼鏡 Begin』編集長、竹内伊佐夫さんです!
竹内さん、おはようございます。いつもBeginにはお世話になっております。よろしくお願いします。
竹内さん:おはようございます。竹内です。よろしくお願いします。
中西:ということで、今回はこちらのランキングをご紹介します。
【 『眼鏡 Begin』編集長竹内伊佐夫さんに聞く メガネのトレンド トップ3 】
ファッションアイテム、身だしなみの一つとしても定着したメガネ。
新生活を前に、新たに一本、手に入れたいなんて方もいると思います。
そこで今日は、眼鏡のありとあらゆる情報を知ることが出来る雑誌『眼鏡 Begin』の編集長に伺います。
では、竹内編集長が考えるメガネのトレンド トップ3いきましょう!
まず、第3位は?
竹内さん:第3位は【 今買うなら、絶対にメタルフレーム! 】だということです!
中西:ほお!今はメタルなんですか?これはどういうことですか?
竹内さん:今までずっとファッションのトレンドは、トラッドが中心で来ていたと思います。それに伴って、黒セルといわれている黒いフチの太いメガネをかけられている方が多くいて、特にファッション業界にはすごく多く、オシャレメガネ代表だと思うんですけど、それがずっと続いていたのが、だんだんファッションが変わってきたというのがあり、それだと、古いというかちょっと重たい、Too Muchな感じがしてくる中で、メタルのような違った質感のメガネがだんだんと人気になり、今は主流になってきています。
中西:たしかに、編集長の今日のメガネはメタルフレームですね!オシャレですごく素敵です!
では、第2は?
竹内さん:第2位は【 スクリューレス構造に注目! 】です。
中西:スクリューレス構造…?
竹内さん:通常メガネは、テンプルといわれている耳にかける部分を収納するようにたたむ構造になっていて、ヒンジが両サイドにあって、そこにネジを使っているんですけど、使っているとだんだんネジが緩んできてカパカパしてきますよね。
中西:しますねー。たまに締めてもらったりしてね。
竹内さん:締めたりするんですけど、安いメガネや質の良くないメガネですとお互いがどんどん緩んできてしまって、締めてもすぐに緩んだり、最終的にはもうグラグラになっちゃうんですよね。そうなると、メガネが傾いてしまって、間抜けな感じに見えてあまり良くないことになるんですよね。
それを対策というわけではないんですが、ネジを使わずにたたむ構造にしたのが、スクリューレス構造といわれているんです。
中西:今、編集長が愛用しているメガネなんですが、ちょっとお借りしますね…。ドイツの新鋭ブランド『ハフマンズ&ノイマイスター』というブランドのメガネで、おぉ、確かに、ネジがなくて四角くなっている!
竹内さん:知恵の輪みたいな感じですよね?金属同士がうまくはまっているみたいな感じで。
中西:知恵の輪ね!初めて見ました、これは良いですね〜!
では、第1位をお願いします。
竹内さん:はい!第1位は【 ガラスレンズに注目せよ! 】です!
中西:えっ?ガラスレンズ??
竹内さん:元々メガネのレンズというのはガラスレンズなので、ガラスが主流でずっときていたんですけど、1980〜90年代くらいからプラスチックレンズが出てきまして、シェアで言うと、今は95%くらいがプラスチックなんですよ。なんですけど、ここはあえてガラスレンズを使うブランドが出てきたりしているんですよね。
中西:それはなぜですか?
竹内さん:光学的にいうと、ガラスとプラスチックではガラスの方が全然良いんですよね。
未だにプロのカメラマンの方が重たいガラスレンズを使っているというのはそういうことなんですよ。プロのカメラマンは絶対にプラスチックのレンズは使わない!
中西:おぉ〜、透き通り具合というか、目越しに見えるモノをってことですね。
竹内さん:それはメガネも一緒なんですよ。ただ、割れるというリスクがあります。プラスチックは割れにくいんです。
中西:僕の目の前に置いてあるメガネはガラスのレンズを使われているメガネですか?ちょっとかけてみますね…。あっ、本当だ〜、違うわ…。
竹内さん:気持ち良いんですよね、クリアだと。
中西:そうですね、自然ですよね。
竹内さん:そうそう、そうなんですよ、とっても自然なんです。
中西:さて、眼鏡情報専門誌『眼鏡 Begin』編集長の竹内伊佐夫さんをお迎えして、竹内編集長が考える眼鏡のトレンド トップ3を伺ってきましたが、実は最近、メガネ業界ではこういうキーワードがあるそうで。
それが、【 スマホ老眼 】!
これはどういうことなんですか?
竹内さん:元々、老眼とういうのは中年以降になるものだと思っている方が多いと思うんですけど、みなさん、スマホを日常的に使うことによって、割と普通の人でも、細かい文字を見るという習慣が出来たと思います。それによって自分が老眼であることに気付かされるというか。今まで本を読む人でなければ、そんなに細かい文字見ない人は見ないじゃないですか。
中西:そうですね、あまり見ませんよね。
竹内さん:それがスマホによって変わってきたというのがここ最近の流れですね。
中西:スマホ老眼対策ってありますか?
竹内さん:我慢しても無理なので、とにかくすぐに専門店で相談されることが一番ですね!
中西:スマホ老眼対策用のメガネもあるんですか?
竹内さん:スマホ老眼用といいますか、老眼というのが難しいので、遠近両用というのではなく、近いところだけ見られるメガネを使われた方が良いと思います。
中西:なるほど、わかりました!ありがとうございました。
今回は、眼鏡情報専門誌『眼鏡 Begin』編集長、竹内伊佐夫さんをお迎えしました。