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政治評論家 有馬晴海さんに“自民党総裁選”についてお話を伺いました。(2018/9/7)

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金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。


2018年9月7日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。


第3位【 台風 】

台風21号が日本に上陸し、近畿地方を中心に大きな被害を受けました。



第2位【 停電 】

北海道 胆振地方を震源とする地震で北海道電力の発電所が相次いで止まり、道内の全域が一時停電しました。



第1位【 地震 】

6日 午前3時8分頃、北海道 胆振地方 中東部で震度7の地震が発生。大きな被害が出ています。今週は自然災害に関するワードが上位を占めました。



この1週間、ツイッターでつぶやかれた言葉の「急上昇ワード」から、今週番組でピックアップしたのは、ホットワードとして注目!【 自民党総裁選 】です。自民党の総裁選は今日告示され、20日に投開票が行われます。3選を目指す安倍総理と石破幹事長による一騎打ち。そして、総裁選を取り巻く現在の状況と、投開票までに予想される動きなどを、政治評論家の有馬晴海さんに解説していただきます。





◆自民党総裁選の内情とは?

速水 おはようございます。よろしくお願いします!


有馬さん よろしくお願いします!


速水 これ、かねてより安倍さんが有利というように伝えられていますが、改めて安倍さんと石破さんの支持者はどのくらいの差が付いているんでしょうか?


有馬さん 一説には8対2とか、9対1とか言われています。けども、この選挙というのは、いわゆる公職選挙法による国民投票ではなくて、自民党関係者による投票ということになりますので、安倍さんのこれまでの6年間をどう評価するかということだと思います。そういう意味では、評価が高いということだと思いますね。


速水 その中で先日、立候補を断念しました野田聖子総務大臣。安倍支持を表明しているんですよね?3年前の総裁選では、派閥がこぞって安倍支持に傾く傾向を、野田さんは、悪しき自民党への先祖返りと批判していたんですが、今回は安倍支持という方向で動いている、この真意はどこにあるのでしょうか?


有馬さん まずは、野田聖子さんも、安倍さんに取って代わって私がやりたいと手を挙げていたわけですが、そういう意味では、石破さんと心情的には同じだと思うんですよね。ですけれども、自分が出られないということになれば、まさか、取締役が社長に刃向かうというわけにはいかないでしょうということで、野田さんは今、大臣を拝命されていますので、やっぱり、安倍さんと一緒にやってきたということも含めて、今更、石破さんとやりますというのは、仮に考え方が近いのが石破さんだとしても、言いにくいところがあるんじゃないかと思います。


速水 なるほど。石破さんの陣営はどうなんでしょう?野田さんの支持を期待していたんですかね?


有馬さん 期待はしていませんけども、やっぱり、同じ気持ちなんだろうということで、願わくば自分と一緒に行動してもらえればありがたいという思いはあったと思います。けど、政治家というのは、他力本願の方はそんなにいなくて、自分が考えているのであれば、まず自分が行動するんだ!という考え方だと思いますので、野田さんがどうであれ、石破さんは、自分でやるんだ!という意志は固いと思います


速水 なるほど!もうひとり気になる人物というのがですね、無派閥の小泉進次郎さん。ここにきてもまだ具体的な態度を表明しているわけではないですよね?これはなんででしょうか?


有馬さん 別に表明しなくてはいけないという規則があるわけではありません。けれども、メディアが、小泉さんの行くへというのを相当気にしていて、本人に、どちらを支持するのかということを迫っているというのが内情だと思いますけども、進次郞さんも将来がありますので、勝ち馬に乗りたいという思いもあるんじゃなかというところで、心情的には石場さんに近いんですけど、なかなかどちらを支持というのは言いにくいところがあるのかなと思いますね。


速水 慎重な理由ですね。石破さんの話もお伺いしたいんですけが、地方に強いというところから最初に出てきたと思うんですけど、今回も地方票が頼りになるんでしょうか?


有馬さん そうですね、議員票が8対2とか言われていますので、逆に地方票で2対8で自分が有利であれば、どっこいどっこいの勝負が出来ると思っていらっしゃると思います。さっきも言いましたけど、安部さんが6年、選挙でいえば、衆議院3回、参議院2回、安倍さんが顔で勝ってきたわけですから、地方もこの6年間で相当に安倍さんに傾いてきているというような感じだと思うので、石破さんは相当に厳しい中でも、やっぱり総裁選挙をやった方が良いんだと、主張して戦うというのは大事だということで出馬していると思います。


速水 安倍さんと石破さんが実際に直接論争、議論するところを見たいと思うんですけど、安倍さんがあまりやりたがっていないという感じなんですか?


有馬さん 石破さんは政策論争はすべきと、自民党の強さというのは総裁選で強くなっていくわけですから、国民にアピールする場でもあるわけなんですよね。ところが、石破さんの思いとは裏腹に、安倍さんはちょっと外遊を入れたり、あまり論戦はしたくないということで、確か3回は討論会はやると思いますけど、6年前の前回は14回くらいやっていると思いますので、そういう意味ではちょっと物足りないという感じもしますね。


速水 なるほど、そうだったんですね。わかりました、この辺でお時間ということで…、今日は、ありがとうございました。今回は、政治評論家の有馬晴海さんに“自民党総裁選”についてお話を伺いました。


有馬さん はい、ありがとうございました。