“ハリル解任”の原因は日本独特のコミュニケーションからくるズレ?(2018/4/13)
金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。
2018年4月13日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。
第3位【 大谷 】
先週に引き続き、メジャーリーグ・ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手がランクイン!打って良し、投げて良しの大活躍!あのイチロー選手も、信じられない!と絶賛するほどで、連日、ツイッターでも盛り上がっています!
プレーヤー・オブ・ザ・ウィークに輝いた選手たち!
— MLB Japan (@MLBJapan) 2018年4月10日
大谷翔平:打率.389、3本塁打、2勝
ジェームソン・タイヨン:防御率1.26、2勝#週間最優秀選手 pic.twitter.com/OR8gDWNslX
第2位【 YAHOO! 】
この1週間はいろいろなニュースがあり、検索エンジンを開いた人が多かったため(?)、急上昇したと思われます。
第1位【 地震 】
今週も地震に関するツイートが1位でした。
この1週間、ツイッターでつぶやかれた言葉の「急上昇ワード」から、今週番組でピックアップしたのは、4月9日の急上昇ワードで13位になった【 ハリル解任 】です。日本サッカー協会は、4月9日の会見で、ハリルホジッチ監督の7日付での解任と、西野朗技術委員長の新監督就任を発表。解任理由の一つとして「選手との信頼関係が薄れたから」とありますが、監督と選手、言い換えれば、上司と部下の関係でもあります。そのことを踏まえて、今日は街の声を聞いてきました。
SAMURAI BLUE(日本代表) ヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を解除 #jfa #daihyo https://t.co/O6iO7XBSiI pic.twitter.com/c5z6G3GGuo
— 日本サッカー協会 (@JFA) 2018年4月9日
◆街の声
「部活動でも、試合前に急に先生方を変えると生徒たちのモチベーションも下がるし、それは、サッカーなどの代表選手も同じだと思います」(女性)
「上司がクビになったら、周りの評価が良くなかったのかなと思って、仕方ないと思います。次に来る上司の下で、頑張ろう!って感じで切り替えます」(女性)
「上司が、言いたいことがあったら私に直接言って良いよ、と言ったとしても、たぶん、言わないです。自分の意見を言ってまでその場の空気を乱すのはあまり好きではないし、もうちょっと周りを俯瞰して見れる立場の人に成るようにしてもらいます」(女性)
「僕は直接上司に言っちゃうと思います。上司の目線から言ってもらっているんで、今度は部下の目線の意見も言っておきたいなと思います。誰が見ても…って思う時しか言わないと思うので、自分の意見が間違っていたら、その場にいる自分がおかしいとまで思います」(男性)
◆マンションの理事会≒ハリルホジッチ解任劇?
速水 上司と部下の関係で意見を言うか言わないかで聞いてきました。ハリルホジッチさんは、2時間とか長い時間をかけて会議をするらしいです。そういう意味では、コミュニケーションをしっかり取ろうとする人だと思います。選手みんなに、個々の選手の意見も言ってくれ、という立場でやっていたんですけど、うまくいかなくなってしまったから、解任となってしまったわけですけど。日本の昔からある大企業の会議って、会議で意見を言ってくれてもいいよ、となっていても、もともと決まっている進行のままで、そこで例えば、異議あり!となっても、それを無視して進行していくというコミュニケーションが成立している部分があって、意見をたとえ言えたとしても聞かれないとか、いろいろとコミュニケーションの複雑さがあります。綿谷さんはシンポジウムの司会とかやられたりする仕事もあるから、海外や日本などの会議を見て気付く事ってあります?
綿谷 私はドイツにいたのでドイツでの話になるんですけど、例えば、質問などは積極的にする印象があります。ドイツでは、意見を言うことが良いとされているので、若い人でもそうですね。
速水 それは、教育でそうなっているんですか?
綿谷 そうだと思います。
速水 日本はどちらかというと、自分が言わなくても誰かが言ってくれるだろうというコミュニケーションがあって、でも、結局、誰も言えない…みたいな。すいません、これ、僕のマンションの理事会の話です(笑)。でもね、日本代表や、トップクラスの選手同士はもちろんコミュニケーションはしていると思います。けど、それが会議となった時に日本的なモノになってしまったりだとか、裏側で個々に話をしていても、それ自体が全員に伝わらなかったりという、日本のあらゆる組織の、マンションの理事会から日本代表クラスまでを一緒に語るのはどうかとおもいますが、日本の津々浦々で起こっているようなコミュニケーションの複雑さ、上司と部下の関係みたいなところがハリルホジッチさんの解任劇にはあったような気が非常にしています。
◆ハリル解任は日本社会の縮図?
ハリル解任劇は部下に信頼されてない上司を社長が解任したってストーリーだと思う。美談だと思うけど,TLでは甘えるなの一色。自分がそのような状況に追い込まれてもそう言えるのかな?
— KIO (@ice9balloon) 2018年4月10日
今回のハリル解任騒動は、今の日本社会が凝縮されているな。
— 仮 (@1JAGNAS) 2018年4月10日
上司(監督)が話したいといっても誰も自分から行かない。
味方と思ってた人たちからは、後ろから撃たれる。
マスコミは、協会の側に立つだけで、本質を突く・真実を追求しようとしない。
組織は質問に答えず、誰も責任をとらない。
普段あんまり興味ないし、知らないけど、ハリルさんわりと好きだったな。。。なんか自分の会社の縮図みたいで、次々に代表とか上司が変わるのは、ちょっとね。
— 324@WLPS → PF_NGT (@3zuyoryo) 2018年4月9日
https://t.co/zSlNg6rCYn
◆よくよく考えると理想の上司?
【フリーザ様が理想の上司とされる訳 】
— フリーザ (@Freeza_bot_53) 2018年4月12日
・敵であろうと優秀な人材はスカウト
・弱い部下には武器を与える
・部下相手にも敬語を使う
・優秀な人物には失敗しても挽回のチャンスを与える
・ラディッツみたいな雑魚部下でも名前と顔をきちんと認識している