今年の話題作、注目作はコレ!(2018/1/4)
木曜日は、「カルチャー」。
まずは、全国映画動員ランキングトップ3をご紹介!
※12月23日(土)24日(日)2日間のデータを集計
第3位『 8年越しの花嫁 奇跡の実話 』(公開2週目)
第2位『 映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活 』(公開2週目)
第1位『 スター・ウォーズ/最後のジェダイ 』(公開2週目)
以上、最新の全国映画動員ランキングトップ3でした。
そして、スタジオにはおなじみの映画ライター・よしひろまさみちさんをお迎えして、2018年公開予定の注目映画をご紹介いただきました。
よしひろ:あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします。
高橋:さあ!もうすぐ「ゴールデングローブ賞」「アカデミー賞」と賞レースが始まります。そこに絡んできそうな映画で、よしひろさんオススメの作品は?
よしひろ:はい。3本紹介させていただきますね。まずは、ピクサーの最新作「リメンバー・ミー」。日本では3月16日公開の作品で、舞台はメキシコなんです。メキシコには“死者の日”という、日本で言うお盆のような日があるんですけれど、その日に少年が自分の家族を探しに死者の国に迷い込んでしまうんですね。この作品で重要なのは、音楽がとにかく素晴らしいんです!もう、絶対にハマります。
2本目は、2月1日公開の「スリー・ビルボード」。こちらはちょっと重いんですが、アメリカの“暗部”を切り取った社会派作品です。レイプ事件で子どもを亡くした母親が、なかなか捜査を進めない警察に対し、3枚の看板を買い取ってもの凄いイヤミを書くんです。そうしたら警察が逆上して…という、権力を持つものと持たないものの対立を描いた作品です。これは絶対(賞を)取ると思います。
3本目は4月に公開される「君の名前で僕を呼んで」。この作品がもう、すんばらしい!悶えてしまう(笑)身もだえしてしまう映画です。10代の男の子と20代の大学院生の男性、男性と男性のひと夏の恋物語なんです。同じようなテーマで言うと、古くは「モーリス」、最近だと「ブロークバック・マウンテン」が挙げられると思いますが、それを足してちょっと煮詰めたくらいにすんばらしい!で。新人なんですけれど、主演のティモシー・シャラメという男の子がもう、お耽美ファンの皆さま、お待ちかねでした!っていうくらい美しいんですよっ!
高橋:えーっ、気になるー!!では、そのほか大作系ではどんな作品が?
よしひろ:こちらはシリーズ物が多いですね。「ミッション:インポッシブル」「ジュラシック・ワールド 炎の王国」「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」スピンオフとして「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」などが公開予定です。
そのほか、シリーズ物ではないのですが、注目作として「レディ・プレイヤー1」という作品があります。こちらはスピルバーグ御大の最新作でして、仮想空間での宝探しのお話なんですが、その仮想空間がポップカルチャーの宝庫みたいなところで、ガンダムやAKIRAのバイクが出てきたりと、日本の要素がたっぷり盛り込まれています。
高橋:よしひろさんが個人的に超強力プッシュ!みたいな作品はありますか?
よしひろ:そうですねー。こちらも大作のスピンオフなんですが「オーシャンズ8」、こちらは女性版なんです。内容はまだ分からないんですが、キャストだけでもすごいんですよ。サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、リアーナ、アン・ハサウェイなどが出ているそうで、アナ・ウィンターがやっている「MET GALA」というイベントに乗り込む、というお話でございます。
高橋:どうですか。今年は映画にとってどんな一年になりそうですか?
よしひろ:邦画も洋画も豊作だとは思うんですが、やっぱりシリーズ物に頼りすぎているところがあるので、私としてはオリジナルを応援していきたいかな、っていう気持ちはありますね。
高橋:なるほどー。でもやっぱり、私が気になるのは「ハン・ソロ」!
よしひろ:「スター・ウォーズ」のスピンオフとしては2作目になりますけれど、ハン・ソロの若い頃を描いた作品だということで、どういう内容かはぜんぜ〜ん分かりません!(笑)
皆さんはどんな作品が気になりましたか?ちなみに中西さんは「ミッション:インポッシブル6(仮)」が気になるそうで、これまでのシリーズ全作ご覧になっているそうですよ。