目指せ、リア充王!(2018/9/27)
木曜日は、「カルチャー」。
3連休が2週続いた9月。アナタのSNSのタイムラインでも、友人のやたら笑顔でやたら充実した感じの写真や動画が見られたのではないでしょうか?
…いわゆる「リア充」!今日はそんな“リア充”を地でいく大人になるためのテキストをご紹介します。その名も『ホイチョイの リア充王 遊びの千夜一夜物語』
今日はこの本をお書きになった、ホイチョイプロダクションズ代表の馬場康夫さんにお話を伺いました。
まずは、レジャー白書2017調べによる「リア充王」に掲載されているもののうち
【 過去20年あまりで大きく減ってしまったアウトドアレジャー トップ3 】をご紹介します。
第3位 『 釣り 』65%の減少
1994年の釣り人口は1980万人。しかし、2016年には690万人に減っています。
第2位 『 サーフィン 』78%の減少
こちらはウィンドサーフィンも含みます。1994年に140万人だったサーフィン人口は、2016年には30万人に。ボードを持つ方をよく見ると、高齢化が進んでいることを感じますね。
第1位 『 スキー 』82%の減少
1994年に1860万人だったスキー人口も、2016年には330万人に。週末の関越道が50キロ以上の渋滞、というのは昔話になりました…。
中西:今日は『ホイチョイの リア充王 遊びの千夜一夜物語』をお書きになった、ホイチョイプロダクションズ代表の馬場康夫さんにお話を伺います。よろしくお願いします!
馬場さん:よろしくお願いします!
中西:ホイチョイといえば、何と言っても1987年の映画「私をスキーに連れてって」を思い出される方も多いはず。今日のランキングをみると、スキーはだいぶ厳しい状況ですが…
馬場さん:スキーだけでなく、テニスやスキューバなど、ありとあらゆるアウトドアスポーツが減少しています。
中西:その原因は?
馬場さん:若い人が外に出なくなってしまったんですね。それは「お金がかかるから」とか色んな事情があると思うんですけれど…。なのでいま、めちゃめちゃ良いですよ!ガラガラですし(笑)しかも、料金も安くなっているんです。で、道具だけはめちゃめちゃ進歩して、使いやすくなっているし。アクセスも良いし、駐車場も空いている!
中西:こうした中、いま「リア充」になるための本を出版されることになったいきさつは?
馬場さん:「リア充」になるための本、というより、スキーにしてもスキューバ・ダイビングにしても、その場を楽しむというよりは、みんなSNSにあげて“いいね!”をもらうためにやっている、というのが現状なんですよ。
中西:「リア充」はやり過ぎるとひんしゅくを買いそうですが、やり過ぎないコツは?
馬場さん:インスタとかは“自分”を出さないじゃないですか。“世界観”を出すものですから。なので、自分がやっている感じをアピールするより「こんな楽しい世界があるよ」という感じで、例えばスキューバだったら自分がやっている写真よりも魚の写真を出すとか、サーフィンでもきれいな風景の写真をアップしたりすれば、そんなにイヤミにならないんじゃないかと思いますけどね。
中西:じゃあ「見えている風景」を撮っていけば良い、ってことですか?
馬場さん:今はもう自分中心で、写真を撮るときも自撮りの人が多いじゃないですか。だけど、キレイな写真というのは必ず「いいね!」をもらえますから!