作り物ではない子どもらしさを描く“さくらももこ”さん(2018/8/31)
金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。
2018年8月31日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。
第3位【 みやぞん 】
ANZEN漫才のみやぞんさんが、日本テレビ系列で先週放送された夏の風物詩、『24時間テレビ』で、番組初の試みだった24時間トライアスロンチャレンジを見事成功させ、感動のツイートが集まりました。
#24時間テレビ41 応援してくださったみなさま、ありがとうございました!
— 24時間テレビ41 (@24hourTV) 2018年8月26日
史上初の挑戦!24時間トライアスロン、みやぞん見事完走しました!!#みやぞん pic.twitter.com/o4JtBDYttJ
第2位【 地震 】
25日に京都南部で、28日には大阪府北部で震度3を観測する地震がありました。
第1位【 さくらももこ 】
『ちびまる子ちゃん』の作者で知られる漫画家のさくらももこさんが、15日に乳ガンのため亡くなっていたことがわかり、追悼、哀悼のツイートがいまだに続いています。
この1週間、ツイッターでつぶやかれた言葉の「急上昇ワード」から、今週番組でピックアップしたのは、週間急上昇ワードで1位になった【 さくらももこ 】です。53歳という若さでなくなった国民的漫画家のさくらももこさん…。まずは東京の街の声を聞いてみましょう。
◆街の声
「まる子ちゃんはニヒルですごい達観しているところもあって、でも、泣いちゃったりするカワイイ面もあって、そういうキャラクターがすごい好きです。大人になってから忙しくてあまり見れてなかったので、昔を思い出して見てみようという気になりました」(女性)
「さくらももこさんのエッセイを読んでいて、ちょっと毒の入った言い回しとかすごい好きで、良い作品だなと思ってました」(女性)
「小さなまる子ちゃんが、ふざけたり、頑張ったりする面白い姿を毎週日曜日に楽しみにしていたので…。今までありがとうございました」(女性)
「ありふれた生活の中の面白いエピソードをバァン!と出してる感じが、なんかほのぼのとするなぁと…」(女性)
「国民的なアニメで誰もが知っている大きな作品で、それを楽しみに毎週ちゃんと見ていたので、楽しみをありがとうございます」(女性)
◆作り物ではない子どもらしさ
速水 本当に幅広い年代に受けていて、街の声も若い世代の声だったように思えました。みなさんよくみているなぁと思ったんですけど、達観している子ども、まる子ちゃん、ちびまる子ちゃんは小学校3年生。漫画の書き出しが「私、さくらももこです、ちびまる子ちゃんというあだ名が付いている…」という様な説明から入っていて、これは少女漫画にの中では非情に珍しく、作者が自分の目線で描かれていて、エッセイ漫画の始まり、エッセイ漫画を発明したといっても良い作品だと思います。今やエッセイ漫画は非常に人気のあるジャンルですよね。で、まる子ちゃんがどんな子どもかというのが大事だと思うんですけど、“達観している子ども”と街の声の発言に、僕は、そうだなと思いました。それまでの子どものキャラクターというのは、無邪気だったり、いたずらっ子だったりするんですけど、ちびまる子ちゃんが、他の子どもキャラクターを描いた漫画と違うのは、めんどくさがり屋なんですよ(笑)。例えばコミックス1巻の話ですけど、夏休みに入る前の終業式の日までにいろいろ持って帰らなきゃいけないのをサボって、終業式当日にランドセルだけではなく、体操着とか書道セット、朝顔とか抱えて、えっちらおっちら歩いてる姿が描かれている…、けど、こういう子どもっていたじゃないですか?僕なんですけど…(笑)。綿谷さんはきちんと持ち帰ってた派ですか?
綿谷 段々、やれなくなって、カオスになっていましたね。
速水 大人になればなるほど、怠惰な自分が出てくるってこと?(笑)
綿谷 そうそう、そうです。(笑)
速水 ちびまる子ちゃんって、恐らくそういう大人の目線でもあるし、子どもって実は怠惰だったり、めんどくさがり屋さんだったり、すぐサボろうとしたり、ちょっと大人のマネをしてズルしてみたりとか、そういう部分を非常に正直に描いていて、その正直さが、嘘ものではない、作り物ではない子どもらしさとして受けたんじゃないかという気がします。漫画の連載開始が1986年、アニメ化されたのが1990年ということでね、今回はいろいろなエピソードがでていますよね、僕も好きだしエッセイなんかも読んでいました。綿谷さんはどうですか?
綿谷 私もエッセイを読んでいました。
速水 本人は最初にエッセイを褒められたことから、漫画家としてストーリーものを作るっていうのは自分は向いてない、エッセイが得意なのであれば日常のことを描こうというのが、ちびまる子ちゃんの始まりだったそうです。僕はいろいろな思い出の中で、さくらももこさんのオールナイトニッポンを聴いていたんですけど、その中で、伝説の回としてツイッターとかで話題になっているのを見つけて、懐かしく思っていました。皆さんにお礼がしたいという事で、さくらももこさんが本人役としてアニメに登場したことがあります、その時の声がどう聴いてもまる子ちゃんの声優さんのTARAKOさんにしか聴こえないくらいそっくりなんですよ。それで、みんなそっくりだということを知っていたと思うんですけど、それじゃぁ!ってことで、さくらももこさんのオールナイトニッポンに、TARAKOさん、そして、歌手のイルカさんを呼んで、3人で喋るんですけど、声が皆さん一緒で誰が何を言っているのかわからないという爆笑の回があったりとか、オールナイトニッポンの思い出はまだまだあるんですけどね…。恐らく、皆さんの中にも、さくらももこさん、ちびまる子ちゃんの記憶というのは、たくさんたくさん残っているのではないでしょうか?
◆様々な方面から寄せられた追悼ツイート
さくらももこ先生ご逝去に際し、尾田さんより追悼イラストが届きました。
— ONE PIECE スタッフ【公式】 (@Eiichiro_Staff) 2018年8月28日
対談はもちろん、プライベートでもほんとうに仲が良かったお二人。
さくら先生のご冥福を心よりお祈り致します。 pic.twitter.com/2eE73Qixsn
早すぎます...。小学生の頃、姉の買ってたりぼんでさくら先生の漫画を楽しく読ませていただいてました。最敬礼とともにご冥福をお祈り致します。
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) 2018年8月27日
さくらももこのギャグセンスは本当に当代一であった。あんな切れてる才能はなかった。「清水次郎長の何かを一緒に作ろう」と言うのが数年前の約束。義理人情に厚いやつだった! https://t.co/f4ahsQjSaL
— いとうせいこう (@seikoito) 2018年8月27日
昨夜さくらももこさんの訃報を聞いてから何度泣いた事か。98年にコジコジのEND曲を共作させて頂いて以来仲良くして頂き、この10年は時々お家に遊びに伺わせて頂きました。いつも優しくて明るくて楽しいさくらさん!とっても素敵な方でした。本当にありがとうございました!安らかにおやすみ下さい。
— hidekikaji (@hidekikaji) 2018年8月28日
「ちびまる子ちゃん」の話をするときだけ女子と話せた。
— ダイノジ大谷 (@dnjbig) 2018年8月27日
そんな時代が僕にありました。
漫画「ちびまる子ちゃん」は衝撃でした。
そして、それで静岡清水を知りました。
縁あってその街で毎年お祭りやってます。
きっとこれからも
思い出すんだろう。
さくらももこ先生
さようなら
ありがとう pic.twitter.com/b6lFi6p4qq
さくらももこさんの訃報に胸が悼む。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2018年8月29日
さくらさんと私は年齢が五つ違う。
五つといえば、ある意味で同年代だと思う。
ちびまる子ちゃんのTV番組も、私のプロレスラー人生とほぼ同じ年月続いている。
“ずっと観てきたモノ”に関わる方が亡くなるのは、やはりとても悲しいです。
長谷川健太監督をモデルとした『ケンタくん』が登場する『ちびまる子ちゃん』の原作者である、さくらももこさんが逝去されました。
— FC東京【公式】??9/2(H)鳥栖戦 (@fctokyoofficial) 2018年8月27日
心よりご冥福をお祈りいたします。
長谷川監督
「突然の訃報に驚いています。心よりご冥福をお祈り申し上げます。」 https://t.co/LKIBP8exYp
◆リスナーの反応
ちびまる子ちゃんも好きだけどコジコジも好きだったなあ。シュールだけど実は深いし、暖かい。 #chronos
— エクスプロイダー (@ekusupuroidar) 2018年8月30日
#chronos
— nagom(和ごむ) #腰痛LABOフェロー (@0720Manji) 2018年8月30日
まるちゃん ともぞうの年金の底力を 当てに している 下心が 好き。
ちびまる子ちゃん、新刊を学校帰りに買って、家まで我慢出来ず、一人で電車に乗ってる時に読んでしまい面白すぎて声出して笑って、周りから白い目で見られた思い出があります。 #chronos
— お針子(oh?harico! がま口) (@pitahika) 2018年8月30日
勤めている会社は
— バックロデオ540° (@backrodeo540) 2018年8月30日
本社が静岡県清水市です。
きのう
ちびまる子ちゃんの
ラッピングバスが走っていて
いつもならそれが普通だったんだけど
うるっときましたね。
ずっと 残していきたい
さくらももこさんの想いを感じました #chronos#けんろう#えりぃ
同学年の #さくらももこ さんの
— yoko@shinohara☆長崎に憧れ (@fr_green) 2018年8月30日
「#ちびまる子ちゃん 」を知ったのは、新社会人の頃。少女マンガ「りぼん」の連載にもかかわらず、社会人になったばかりの同期生、同級生の間で、等身大の誰もが共感できる作品だと話題になり、社内でコミックを回覧していたのを思い出しました。
#けんろう#chronos