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おじさんだけじゃなく若者も取り込む“第3次バイクブーム”(2017/6/13)

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火曜日は「ビジネストレンド」。



今週は「2017年上半期ヒット 10のヒミツ」をお送りしていますが、
ここ最近のヒットの一つに、バイク・オートバイがあります。
年配の方が改めてバイクにハマる「リターンライダー」とか、
さらに今年7月には、首都圏の高速道路がバイクなら「乗り放題」になるプランも登場!
とにかく、今、バイクが注目を集めています。
ということで、今回のランキングはこちら
『 モトナビ編集長 河西啓介さんに聞いた 2017年注目のバイクカテゴリー ベスト3 』
ということで、今回は、偶数月の24日発売のオートバイク雑誌「モトナビ」の編集長 河西啓介さんにお話を伺います。


中西 バイクが今、人気が復活してきているらしいんですよね?


河西 はい、僕らと同世代の40代から50代が引っ張る感じで、第3次ブームなんて言われたりしていますね。


中西 それでは、ランキングいきましょう!



第3位 【 アドベンチャー 】

河西 アドベンチャーですね、これは車で言うとSUVと考えていたいだい良いと思いますね。
オンロードもオフロードもいけて、ちょっとした旅に出かけられるバイクです。
これが今、非常に流行っていまして、ホンダのアフリカツインとか、KTM-1200のアドベンチャーとかですね。オンオフ両方いけるのが世界的に流行っています。



中西 続いて、第2位は?


第2位 【 カフェレーサー 】

河西 レーサーみたいな速そうなバイクなんですけど、本気ではなく、カフェって付いているように、カフェからカフェに走っていくような、ファッションタイプのレーサーバイクですね。
イタリアのドゥカティや、BMWのバイクが人気です。
結構、世界的に流行っていて、ファッションとも結びついているので若者にもトレンドですね。


中西 今、ちょっと写真を見ていますけど、おしゃれですね。


河西 そうなんです。で、昔のレーサータイプは、すごく乗り難いというか、前傾がきつかったんですけど、最近のは、見た目に反して乗ると意外と厳しくなくて、おじさんにも優しい仕様になっています。タイヤも太く、グリップもバッチリです!



速水 では、1位に行きましょう!


第1位 【 国産クォーター 】

河西 国産クォーターです、このクォーターって1/4っていう意味ですよね?つまり250ccと指すんですね。国産の250ccのバイクということですね。
バイクのカテゴリとしてはちょっとコンパクトなタイプが復活していて、
スズキ Vストローム250、カワサキ ヴェルシス250とか
僕らが若い頃に買っていた様な比較的リーズナブルなタイプが最近の注目を集めています。


中西 こういうのが注目されているというのは、街乗りで気軽に行けるからという理由ですか?


河西 それもそうですが、最近、バイクが大型化したり高価格化したり大人の乗り物としては良いんですけど、ちょっと若い人が乗りにくいとか、気軽に乗れるモノがちょっと減ってしまった反動で、リーズナブルな身の丈にあったバイクが増えてきているという感じですかね。


中西 250ccクラスのバイクっておいくらぐらいするんですか?


河西 新車で大体50万円くらいまでが多いです。


中西 だったら、手が届きそうですね。


河西 さらに中古になれば、もっとやすくなりますからね。


中西 そうですね、さらにお買い得になるということですね。



中西 ということで、モトナビ編集長 河西啓介さんに聞きました
『2017年注目のバイクカテゴリー ベスト3』でした。
せっかくなので河西さんに最近のバイク事情について伺いたいんですけど、
今年になってホンダが倒れないバイクを公開して話題になりましたよね?人工知能を搭載したりして、IoTなど、最近テクノロジーというのは、今後バイクにどんな影響を与えますか?


河西 はい、これは、4輪、車の方ではですね、自動運転というのがトレンドなんですけど、それに対してバイクというのはそういうテクノロジーが全然入ってきていなくて、それはあえてという気もするんですけど、オートバイってもっと趣味で乗るモノですし、自分の肉体を使って乗るモノなので、自動化は難しいですし、むしろ運転の楽しみを高める様な方向の進化を遂げているような気がします。

中西 じゃ、五感を感じるドライビング!みたいな感じですか?

河西 そうですね、車がどんどん自分でドライビングする楽しみがどっちかというと無くなっていって、ドライビングを楽しみたい人たちがこれからはバイクに向かっていくのではないかと思います。

中西 あと気になるのが、高速乗り放題プランというのがあるんですけど。

河西 これは、ほぼ決まっていると思うんですけども、東京から富士山くらいまで、箱根や伊豆辺りをカバーする首都高が、ETC搭載の二輪車に限り2日間で2500円乗り降りし放題というプランですね。これは非常にバイクブームの追い風には大きいですね。

中西 バイク人気に拍車をかけそうですね。
そして河西さん、今まさに最新号の取材・編集真っ直中だと思いますが、
6月24日最新号のモトナビ ジャパンの特集が「全国47都道府県のツーリング情報」ということですね。

河西 ライダーにとってはこれから夏がツーリングシーズン到来なので、北海道から九州までのツーリング情報を網羅しています。どうぞ手にとっていただければ幸いです。


中西 『2017年 注目のバイクカテゴリー ベスト3』について
モトナビ編集長 河西啓介さんに伺いました!
河西さん、ありがとうございました。