オリジナルと日本語吹き替え、どちらが観たい??(2017/3/16)
木曜日は、「カルチャー」。
まずは、3月11日(土)12日(日)の
全国映画動員ランキングトップ3をご紹介!
第3位『 ラ・ラ・ランド 』(公開3週目)
第2位『 映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 』(公開2週目)
第1位『 モアナと伝説の海 』(公開1週目)
以上、先週末の全国映画動員ランキングトップ3でした。
そして、スタジオにはおなじみの映画ライター・よしひろまさみちさんをお迎えしました。今日は、明日3月17日より公開される映画『 シング 』について伺いました。
高橋:明日公開のアニメ映画『 シング 』は、動物たちが歌って踊るアニメーション映画。そのストーリーは…コアラのバスターが経営する劇場が倒産の危機に!経営を立て直すためにバスターが思いついたアイデアが「歌のオーディション」。個性的なメンバーたちが優勝と賞金を目指し、舞台に集まります。
よしひろ:これ、ひと言でいうと「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップな映画」です!残念ながらワム!の曲は使われていないんですけれど(笑)。でも、気分的にはそこですね。
高橋:私もひと足先に見てきましたが、一言で言うと「楽しくて楽しくて仕方がない!」終わった後の爽快感ったらないんです。
よしひろ:みんなが知っている曲しか流れないですもんね。洋楽に詳しくなくても、絶対にどこかで聞いたことがある!という曲しか流れないんです。
高橋:さ、そして今回のテーマは【 これが分かると3倍楽しい!『 シング 』3つのポイント 】です。まずひとつめは!《 ヒット曲のカバーが満載のサントラ 》
よしひろ:本編で流れるヒットソングは60曲以上で、そのうち日本国内盤のサントラには23曲を収録しています。例えば、フレッド・アステアという昔のミュージカル・スターの曲やシナトラ、ポール・マッカートニーやゾンビーズ、最近の曲だとガガやテイラー・スウィフトなんかも入っていて、ヒット曲ばっかりなんです。そして、日本からもきゃりーぱみゅぱみゅの曲が使われていて、ちょっとビックリしましたね(笑)。
高橋:さ、そしてふたつめのポイントは!《 キャラクターと楽曲のテーマが一致している 》
よしひろ:こちらに登場するキャラクターがそれぞれ、かなり個性的なんですけれど、その個性に合わせたアーティストの曲を当て込んでいるんですね。例えば、ブタのロジータというキャラがいるんですが、そのブタちゃんは、家事や子育てに追われていて自分を見失っているんですね。で、「歌で自分探しを」と思っているときに歌うのが、ケイティ・ペリーの「ファイアーワーク」なんですけれど、あの曲を歌った瞬間に自分をパーッと解放するっていう、もう曲そのままのイメージで、私はそこで泣きました(笑)。
高橋:彼らが抱えている悩みが、私たちの悩みにかぶるんですよね。それを曲でバーン!ってやるところなんて絶対に爽快ですよね。
高橋:さあ、そして3つめのポイントは!《 豪華すぎるボイスキャスト 》
よしひろ:こちらオリジナル版は、声優さんというよりほとんどハリウッドの俳優さんが演じているんですが、ちょっと言うだけでも超豪華!マシュー・マコノヒー、タロン・エガートン、スカーレット・ヨハンソン、リース・ウィザースプーンなどなど。それだけでも充分豪華なんですが、日本語吹き替え版の方も、歌える人を全部当て込んでいるんです。ゴリラのジョニーはスキマスイッチの大橋さんですし、スカーレット・ヨハンソンの声を吹き替えたのは長澤まさみさん。おなじみ山寺宏一さんもでていますけれど、とにかく“歌える人”というのが条件。で、目玉がトリー・ケリーという歌唱力の非常に高いアーティストが演じたゾウのミーナを、MISIAさんが演じられているんです。一番歌唱力が必要なところをMISIAがカバー!というね。
高橋:ゾウのミーナは非常にシャイな女の子なんですが、彼女が歌うシーンはグッときますね。
よしひろ:そうですね。サントラにも収録されているんですが、ジェフ・バックリィの「ハレルヤ」という曲を歌っているんですが、まぁぁぁー朗々と歌いやがって!もうこれがカッコイイの!!
高橋:たまらないんですよー!映画『 シング 』は明日から公開となります。オリジナル版も吹き替え版もどっちも楽しいと思います!!
よしひろさんと万里恵ちゃんも大盛り上がりだった映画『 シング 』ぜひ、劇場の大スクリーンでご覧になってみてください!
今日は先週末の全国映画動員ランキングトップ3と、話題の映画『 シング 』をご紹介しました。