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「アナ雪」&「モアナの伝説の海」 “ディズニー映画の制作会議”とは?(2017/3/10)

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金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。


2017年3月10日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。





第3位【 岡田 】

8日、盛り上がる2017 WORLD BASEBALL CLASSICの日本 対 オーストラリア戦、同点で迎えた5回裏1アウト1,2塁の場面で、中継ぎのマウンドに立った岡田俊哉 投手(中日ドラゴンズ所属)。すごい緊張感の中、6連続ボールで満塁のピンチを迎えると観客から大歓声!その後、見事打ち取り、無失点に抑えた姿に球場がひとつになり、ツイッター上でも盛り上がりました。






第2位【 地震 】

5日に福島県沖、6日に熊本県熊本地方、8日に青森県東方沖でそれぞれ震度3を観測する地震がありました。




第1位【 アナ雪 】

4日、フジテレビ系列で放送している『土曜プレミアム』でディズニーアニメーション映画「アナと雪の女王」が放映されました。特別に演出されたエンディング映像に批判が殺到し、ツイッターでも話題になりました。






この1週間、ツイッターでつぶやかれた言葉の「急上昇ワード」から、今週番組でピックアップしたのは、1位の【 アナ雪 】です。映画「アナと雪の女王」を改めてみた人、そして今日から公開となるディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」への期待感などを東京の街で聞いてみました。



◆街の声

「「アナ雪」見ました。エンディングの歌が結構、公開されてた時から注目されてたと思うんですけど。宣伝みたいなものに多く流れてた印象があってちょっと悲しかったです」(男性)


「癒されました」(女性)


「キャラクターがどれも全てかわいくてとても素敵だなと思いました。あのエンディングはやっぱツイッターとかで批判されてたんですけど、僕は本編がノーカットで見れたし、そこ重要じゃないんじゃないかなと思うんですよね。悩んだ結果で、あのような放送になったと思うので、僕は仕方ないんじゃないかなと思います。モアナ!?僕、ハワイに行ったことがあるんですけど、モアナを見てまたハワイに行って楽しみたいなと思います」(男性)






◆企画は良かったが…

速水 ツイッターで炎上した話なんですけど、何があったかと言うと…。エンディングの時に普通だとエンディングソングにのせてスタッフロールが流れる、そこにフジテレビが独自に募集した視聴者からの投稿動画を、May J.さんの歌にかぶせて放送しました。それ自体は企画としては悪くなかったと思います。劇場では「みんなで歌おう」と企画し参加型上映などもやっていた経緯もありました。しかし、その中にフジテレビの番組宣伝の企画の意図を入れたモノを放送してしまった、そこがたぶん炎上ポイントだったと思います。街の声でもあったように、本編見れたから良いですよ。という人が大半だったと思います、親からすると自分の息子・娘の動画が採用され、テレビで放映されたて良かったという風に感じられる良い企画だったのではないかと思います。そこは惜しかったと感じました。


「アナ雪」の中身といいますか、あれだけヒットした映画の理由はみなさんがいろいろな分析をしたと思うので、今回は、ディズニーの会議のやり方の話をしようと思います。ジョン・ラセターというピクサーの『トイ・ストーリー』などを手掛けた監督が制作総指揮に入っています。そしてそのピクサーにエドウィン・キャットマルという人がいて、アイディアの良い悪いに立場の上下はないんだ。と言うことをピクサーの中で、ずっと言い続けてた人なんです。


これはどういう事かと簡単に言えば、会議ではみんなに発言権を与える。ということです。例えば、僕らも会議をします、しかし、だいたいが偉い人がモノを決める場で下っ端は言うことすら出来ない、言ったところで採用されない。それってつまらない会議にしかならないですし、何も新しいことは生まれない。そこで、そんな会議ではダメだということで、今日のこの場の会議は誰が何を言っても良い、偉い人が前に座るんじゃなくて席も平等、民主主義で行く、そして、必ず何を言っても良い雰囲気をプロデューサーが作り、その意見が良ければ必ずプロデューサーが守るという約束事の上で、なんでも言える会議にしよう!と言うことです。どうですか、そんな会議は?


高橋 つまらなくなさそう!


速水 でしょ!?


高橋 あっ、この番組の会議がつまらないと言っているわけではないです。けど…(笑)


速水 ひとりのクリエイターが、ガッと作る。シンゴジラの庵野秀明監督は、誰にも何も言わせない、外からごちゃごちゃ言わせない!それが条件と言うことで撮りました。それも映画作りでは大事です。ただ、ディズニー映画のようなお姫様像を現代的な女性に寄せていくということをやっていく場合は、女性の意見や若い人の意見が本当に必要なんです。それを全力で守る、クリエイティビティと合議制の両方をミックスして出来た映画が「アナと雪の女王」というところが大きいと思うんですよね。そういう意味では今日から公開の「モアナと伝説の海」にも新しい女性像や、ディズニー映画の会議から生まれるクリエイティビティが発揮されているのではないかと期待しています。




◆いよいよ公開「モアナと伝説の海」