お宅のワンちゃんのそっくりさん、作ります。(2017/12/21)
木曜日は「カルチャー」。
今日は、アニコム損害保険株式会社が発表した
「犬の名前ランキング 2017」から、
男の子と女の子を合わせた総合部門TOP5をご紹介!
第5位 『 ハナ 』(昨年比1ランクUP)
第4位 『 チョコ 』(昨年比2ランクDOWN)
第3位 『 マロン 』(昨年比2ランクUP)
第2位 『 ソラ 』(昨年比5ランクUP)
第1位 『 ココ 』(総合部門7連覇)
そして今日番組でご紹介したのは、年明けから注文受付が始まる商品「クローンワンコ」。お話を伺ったのは、千代田区外神田に本社がある「株式会社ブラスト」で、新商品「クローンワンコ」を製作した高橋勇也さんです。
万里恵:さあ。「クローンワンコ」のサンプル、トイプードルのハナちゃんをスタジオにお持ちいただきましたが、今日はまだよくワンちゃんを持ち歩くときに使うバッグの中に入っています。ちょっと出してみていただいてもいいですか?
高橋さん:はい、じゃあ出してみますね。
万里恵:はっ…これはっ!!ぬ、いぐるみですか??
高橋さん:そうです。ニセモノです(笑)
万里恵:わたし、いまちょっと声が出なかったんですけれど…!ちょっと触ってみてもいいですか?(触る)はっ…。毛並みも…ちょっとワンちゃんでびっくりして声が出ないくらい、本物そっくり!!
高橋さん:これは基となる犬がいまして、それにそっくり似せて作っています。
万里恵:だって、後ろ姿の背中の丸みとかもう…絶対動くって思ってますよ、まだ私(笑)
中西:目がね、もう今にも瞬きしそうなんですよ。で、いきなりお金の話をするのもなんですが、このハナちゃんおいくらですかね?
高橋さん:お値段はサイズで決まっていて、これはSサイズで300万円です。税別になりますけれど…。
中西:ワオ!!!!
高橋さん:結構手間がかかってるんで…。サイズは他にMサイズ、Lサイズ、LLサイズとありまして、LLサイズで450万円です。
万里恵:ワオ!!!!で、このハナちゃんですが、どんな素材で作っているんですか?
高橋さん:いろいろ使ってるんですが、表面の毛自体はヤギの毛とかアクリル繊維を使って、その中に皮膚にあたるシリコンスキンを使っています。あと土台となる部分は固いFRPという素材を使っています。主にそんな感じですね。
万里恵:いやもう私、さっきからハナちゃんと目があって…気になって仕方ないんですが(笑)実際に注文する場合、何か必要なものはありますか?
高橋さん:まずはサイズをいただいて、あとは写真ですね。それで犬種が分かるんですけれど、それらを依頼者の方からいただいて、それを基にぼくらが粘土で原形を作っていく感じですね。
万里恵:ほぼ一緒ですよね。
高橋さん:そうですね。採寸度合いにもよりますけれど、事細かに全部採寸すれば、ほぼほぼ一緒…“クローン”と言っても良いのではないかと…。
中西:僕いまちょっと持ってみたんですが、多少重みがあるじゃないですか。これ、犬の体重とほとんど変わらないってことでしょうか?
高橋さん:そうですね。素材の重さは近いかもしれないですね。
万里恵:これはどのくらいの期間で完成したんですか?
高橋さん:これは2〜3人で3ヶ月くらいです。
万里恵:ちなみにこれ「クローンワンコ」は商品名で、医学的に「クローン」という訳ではないんですよね。見た目がそっくりという意味で。
高橋さん:そうなんです。
中西:「株式会社ブラスト」は、もともとどういう会社なんですか。
高橋さん:映像とか映画とかそういったこともやっている業務でして、僕も造形部に所属しているんですが、そこで使う造形物の製作をしています。例えば、怪獣とかエイリアンみたいな。で、その技術を応用してこの「クローンワンコ」を作ったんですね。
中西:で、なぜ「クローンワンコ」を作ろうと思ったのでしょう。
高橋さん:昨年、とある企画でシロクマを作る機会がありまして、そのときに「亡くなった犬を再現して欲しい」という問い合わせがすごくあったんです。それで今回、別ブランドを立ち上げて別枠で作ってみよう、となったのが始まりです。来年はちょうど戌年なので、それもちょうど良いかな、と思って。
中西:犬を作るにあたって、苦労したことは?
高橋さん:まず、毛がすごく難しいんですよ。個々によって全然違いますので。例えば、トイプードルだけでもカールの度合いが全然違いますし、毛をカットしているかしていないかで全く違うので、どのタイミングのものを作るかでも全然違ってしまうので、その辺の技術も難しかったですね。
「クローンワンコ」は来年、戌年の1月15日からwebサイトで注文受付が始まります。興味のある方はぜひ一度webサイトをチェックしてみてください。