秋に読みたい恋愛作品は…?(2017/11/2)
木曜日は「カルチャー」。
いまはちょうど「読書週間」ですが、皆さんは最近面白い本に出会いましたか?
今日は10月に歌舞伎町にオープンしたばかり、愛をテーマにした本を扱う書店「歌舞伎町ブックセンター」がオススメする【この秋に読みたい恋愛モノTOP3】をご紹介!
第3位 『 白河夜船 』よしもとばなな
抜けられない息苦しさを「夜」に投影し、生きて愛することのせつなさ、また、その喜びを描いた作品です。表現の穏やかさがひとりで過ごす秋の夜長にピッタリの一冊。
第2位 『 積極−愛のうた 』谷川史子
亡くなった妻が悲しむから、と女子学生と目も合わせない教授。助手の美幹はそんな教授が気になって…。不器用な愛を描く作品、切ないけれど前向きになれる1冊です。
第1位 『 I Love Youの訳し方 』望月竜馬
“I Love You”あなたならどう訳しますか?かつて夏目漱石は「月がきれいですね」と訳しましたが、100人の作家による100通りの“I Love You”の訳し方をご紹介。この秋、誰かに「I Love You」と伝えたい方におすすめ!
以上、新宿・歌舞伎町にある“愛”をテーマにした書店「歌舞伎町ブックセンター」おすすめの【この秋に読みたい恋愛モノTOP3】でした。そして今日は、この書店の書店員で、歌舞伎町でホストもされているMUSASHIさんにお話を伺いました。
中西:MUSASHIさん、今日はこんな朝早く…というか、夜遅くになるんですかね?お越し頂いてありがとうございます。まず、この「歌舞伎町ブックセンター」の店員さんは、皆さんホストということなんでしょうか??
MUSASHI:そうです。昼間は歌舞伎町の書店で働いて、夜はそのままお店に出勤します。
中西:ええっ?いつ寝ているんですか。
MUSASHI:午前中にちょっとだけ寝て、そのあと本屋に行ってからお店に出勤して、お酒を飲んで…の繰り返しですね。
中西:すっごい元気!こちら、書店としてのコンセプトを教えてください。
MUSASHI:ホストが書店員としてお客様を接客することによって、よりお客様ひとりひとりにコミットした本を選出できる、というところです。
高橋:じゃあ、相談にも乗ってもらえるんですね。
MUSASHI:そうです。マンツーマンでお話するので、よりお客様が望んでいる本を一緒に探せると思います。
高橋:本の品揃えのテーマみたいのはあるんですか?
MUSASHI:全て“愛”をテーマにした本を揃えております。
中西:あの、すみません…お金はかからないんですよね??
MUSASHI:もちろんです!本の値段だけです。
中西:“愛”がテーマということで、どんな品揃えなんでしょう?
MUSASHI:古典的名作からBL漫画まで、書店員が本気でオススメしたい作品を並べているため、今のところ品数は少ないんですが、これからもっと増やしていく予定です。
高橋:スタッフが実際にお店を訪れて面白いと思ったのが、本にカバーがかけられていたということなんですが、これはどういうことなんでしょう?
MUSASHI:カバーの色毎にジャンル分けされていて、赤が「情熱的な愛や家族愛」をテーマにした作品、ピンクが「官能的、ピュアな愛」、黒が「嫉妬や憎悪、ダークな愛」をテーマにした作品とジャンル分けしています。
高橋:やっぱり書店員の皆さんは、本が好きな方が多いんですか?
MUSASHI:僕は本が好きで始めたんですけれど、これから本を知っていきたい!という書店員もいますね。
高橋:私はホストクラブには行ったことがないんですけれど、こちらに伺えばホストの方とお話をしながら本を選ぶ、という体験も出来ますね。
MUSASHI:そうですね。それ、新しいです!
中西:逆に、最初に本屋さんを訪れて本を購入したお客さんで、そのあとお店の方にもいらしたという方はいらっしゃるんですか??
MUSASHI:いまのところはまだ、ないんですよねぇ…。
高橋:今後、何かこんな企画があるんだよ、みたいのはありますか?
MUSASHI:僕、個人的には本を読みながらお酒を飲む「朗読会」みたいのをやってみたいと思いますね。ちょっと官能的な作品を…。(笑)
今日のスタジオは、朝からちょっとオトナな雰囲気!?興味を持たれた方は一度「歌舞伎町ブックセンター」を訪れてみてはいかがでしょう。