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ブラジル代表戦で見えたものとは?(2017/11/13)

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月曜日は「スポーツ」


まずは週末に行われたスポーツの中から
番組が注目したスポーツニュースのTOP3から!



第3位【 プロ野球・大谷翔平、メジャー移籍承認! 】

第2位【 サッカーJ2 Vファーレン長崎、初のJ1昇格! 】

第1位【 サッカー日本代表・ブラジル戦、1-3で見えたものとは…? 】


今日は、先日行われたサッカー日本代表 vs ブラジル戦を中西さんが振り返りました。


さあ、週末のスポーツの話題をさらったひとつがサッカーのブラジル代表戦です。
フランスのリールで行われた試合は、現地時間で1時キックオフだったんですが、結構お客さんが入っていましたね。これによって、選手たちも集中した状態で試合を行えたのかな、と思います。


まずブラジル代表なんですけれど、スタメンを見た限り、特に前のふたり…ネイマールとガブリエル・ジェズス…ジェズスは真ん中、ネイマールは左なんですが、このふたりが攻撃の中心と言えますから、このふたりが出てくれたことによって、日本代表にとっては良いシュミレーションになったのではないかと思います。
で、試合なんですけれど、前半36分までに3点取られました。この36分までは、ブラジル代表は今ある力の80〜90%くらいは出してくれたかなぁ、と。長友選手が「ブラジルは本気じゃなかった。」という話をしていましたけれど、僕は最初の36分間はかなりのプレーをしてくれたかな、と思います。


で。レギュラーを何人使ったかということで、レギュラーの定義が難しいんですが、半分くらいはベストに近いメンバーだったと思います。ただ、それ以外の選手も、ブラジルは選手層がものすごく厚いですから、そういう意味では良い相手と試合が出来て、非常に濃厚な36分間が過ごせたかなと思います。
ハリルホジッチ監督が「後半は勝った」と言ったことが、若干違う受け取り方をしていらっしゃる方もいるかと思いますけれど、これは試合の中で前半・後半と別にすることは出来ないので、まぁ冗談だと当然思いますけれど、その言葉尻を取って批判したいわけではなくて、ちゃんとこの36分まで良い経験が出来たことは非常に大きいかなと思います。


で。ブラジルがいまどれくらい強いかというと、世界のトップです。ブラジル・ドイツ・スペイン・アルゼンチン、この辺りは本当に強いチームだと思いますし、ワールドカップ優勝候補です。このチームを相手に良い経験が出来たかな、と。何が良い経験だったかというと、「ビデオ・アシスタント・レフェリー」という判定制度が今回導入されていまして、これにより判定が覆ってPKとなり、先制点を取られたんですけれど、このシステムは来年のロシアW杯で採用される可能性が高いです!ということは、今からこの準備はしておかなければならない、で、実際にこういうことが起こった訳ですから、この経験を教訓として、来年のロシアに向けて良い準備をして欲しいな、と思います。


そして、ひとつポイントとして挙げたいのは、世界のトップクラスの選手やチームであっても、いまはものすごく繊細で丁寧なことをしっかりやってくる、ということです。
今回のPKになったシーンに関しても、ネイマールがPKを蹴る前にスパイクの裏を見ていたんですけれど、これはどういうことかというと、雨が降っていたのでちょっと芝生が濡れていたんです。その芝生が少しでもついていると、PKを蹴る瞬間に軸足が滑ることがあるんですよね。なので、その芝生を全部取って、それを確認した上でPKを蹴っているんです。こういうところを見ていても、いかに細かい部分まで丁寧にやっているか、というのが見えてくると思いますね。


日本代表は11月15日にはFIFAランキング5位のベルギーとの試合を控えています。この試合が年内最後の公式戦となりますので、後悔のない試合を見せて欲しいですね。
今日はサッカー日本代表 vs ブラジル代表戦を中西さんが振り返りました。