ビジネスマン、OLのネタ帳になるトピックを、毎日お届け!キャッチアップしておきたいトレンドをランキング形式で紹介しながら、毎日ひとつの話題にフォーカスしていきます。

聖地巡礼、行ってみますか?(2017/8/31)

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木曜日は、「カルチャー」。


今日は、Amazonの「アニメ売れ筋ランキング」
トップ5をご紹介!



第5位『 GRANBLUE FANTASY The Animation 5(完全生産限定版) [Blu-ray] 』

第4位『 機動新世紀ガンダムX Blu-rayメモリアルボックス 』

第3位『 「君の名は。」Blu-rayスタンダード・エディション 』

第2位『 【Amazon.co.jp限定】劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-(完全生産限定版) [Blu-ray] 』

第1位『 「劇場版 艦これ」Blu-ray限定仕様 』


以上、Amazonの「アニメ売れ筋ランキング」トップ5でした。
そして今日は、先週の土曜日に発表された【訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年度版)】について、一般社団法人アニメツーリズム協会事務局の柿澤史行さんにお話を伺いました。


中西:この「アニメツーリズム協会」はいつ頃、何を目的に設立されたのですか?


柿澤さん:はい。「アニメツーリズム協会」は、2016年9月16日に設立しました。世界でも人気のある“ジャパン・アニメ”のパワーを観光や地域振興に結びつけていこう、ということを目的に、日本を代表する企業、旅行業界の日本航空やJTB、それから成田国際空港と、コンテンツ業界のKADOKAWA、それからアニメ制作会社が数多く加盟する「日本動画協会」がタッグを組んで立ち上げた協会です。会長は「機動戦士ガンダム」で海外にも非常にファンが多い、富野由悠季さんが務めています。


万里恵:いわゆる「聖地巡礼」ということで、アニメに登場した場所を訪ねる旅行は、ずいぶん広まっていますよね?


柿澤さん:はい。アニメの舞台を訪れる方というのはかなり前からいらっしゃったんですが、それが町おこしとか地域活性化につながっているということが言われ始めて、改めて注目されるようになったと思います。例えば、2007年に放映された「らき☆すた」の舞台と言われているのが埼玉県の久喜市鷲宮なんですが、登場人物がそこの巫女さんだという設定で、鷲宮神社…これは関東でも非常に歴史のある神社なんですが、それまではどちらかというと、初詣でも訪れる方が少なかった神社だったのが、今では毎年ファンの方が訪れているそうで、これは放映前と比較して5倍くらいになっているそうです。
しかもそれに関連して、地元の商店街では作品に因んだオリジナルの商品を作ったりですとか、イベントを設営したりですとか、さらには地元のお祭りで「らき☆すた神輿」というのを作りまして、それを担ぎに来て下さい!という形で呼びかけると、全国からファンの方が訪れてすごい経済効果があったと聞いています。


万里恵:今回発表された【訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年度版)】これは例えば、どんなところが選ばれたんですか?


柿澤さん:これはもう全部紹介したいくらいなんですが、88ヶ所もありますので…。例えば、先ほどご紹介した埼玉県だと「神様はじめました」という作品の舞台が川越市ですし、あとはドラマにもなった「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」は秩父市、東京だとこれも有名な作品ですが「ラブライブ!」あとは「STEINS;GATE」などの千代田区、あとは、県を挙げてアニメに力を入れている鳥取県ですね。
あとは作品に直接由来しない、アニメファンの方に訪れていただきたい記念館ですとか、作家さんのゆかりの場所なども今回はいくつか選定しておりまして、例えば名古屋市で行われる「世界コスプレサミット」というイベントがあるんですが、こうしたところも今回「アニメ聖地」として選定しております。


中西:この88ヶ所はどのように選ばれたんですか?


柿澤さん:昨年の7月から今年の6月まで、全世界のアニメファンを対象にweb投票を行いまして、この結果をベースに、アニメ制作に携わるコンテンツ業界の方ですとか、それから「アニメ聖地」といわれる場所の地方自治体や観光協会の方などと協議を行って、皆さんのご意見を取り入れながら、総合的に判断して選定しております。


万里恵:この「アニメツーリズム」は、今後ますます盛んになりそうですね!


柿澤さん:そうですね。日本政府も2020年のオリンピックに向けて、訪日観光客4千万人という目標を立てていますけれど、アニメツーリズム協会としては、その10%に当たる400万人を目標にしています。


中西:これは上手くマッチングすれば、ものすごいことになりますね!


柿澤さん:ご期待ください!


今日は、Amazonの「アニメ売れ筋ランキング」トップ5と、【訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年度版)】をご紹介しました。


日本企業の「働き方改革」は“モヤモヤしている”?(2017/8/24)

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木曜日は「カルチャー」。


今日は[ブックファースト]の8月14日〜20日まで
1週間のビジネス書セールスランキング トップ3をご紹介します。



第3位 『 図解 モチベーション大百科 』池田貴将(サンクチュアリ出版)

第2位 『 20代の生き方で人生は9割決まる! 』金川顕教(かんき出版)

第1位 『 これで金持ちになれなければ、 一生貧乏でいるしかない。−お金と時間を手に入れる6つの思考− 』金川顕教(ポプラ社)


以上、[ブックファースト]の8月14日〜20日までのビジネス書セールスランキング トップ3でした。
そして今日は、このところ盛んに言われる「働き方改革」や「ワークライフバランス」。その道の専門家にお話を伺いました。
スタジオにお迎えしたのは、業務改善・オフィスコミュニケーション改善士の沢渡あまねさん。沢渡さんは日産自動車、NTTデータ、大手製薬会社などを経て、2014年に「あまねキャリア工房」を設立。企業改善のコンサルタント、公演活動を行っています。また、「職場の問題地図」「仕事の問題地図」などの著作が話題となっています。


中西:電通若手社員の過労死事件以降、多くの会社が「ワークライフバランス」に取り組み始めました。「残業するな」「有休や代休は消化しろ」といった、急な「働き方改革」によって、現場はどんな状況ですか?


沢渡:ひと言でいうと「モヤモヤしています」


中西:「ワークライフバランス」は、働き手としては望むものです。それを実現するためのいまの日本企業の取り組みに対して、沢渡さんは著書「職場の問題地図」の中でダメ出ししていますよね?


沢渡:先ほど「モヤモヤしている」と申し上げましたが、簡単に言うと、仕事量は変わらないのに「残業するな」と。これはどうしろというんだ!ということですよね。仕事は減らないし、会議がなくなるわけでもないと。日本の企業や自治体、官公庁などは「制度」と「スキルアップ」このふたつはだいぶ進んできていると思います。ところがそれだけでは上手くいかなくて、改善が必要なのは「仕事のやり方」を変える、それから「場」ですね。改善を話し合える場がまだ足りていないように感じています。


中西:一方で、職場や仕事に不満を感じていたとしても、すべてが会社や環境のせいではなく、個人の問題もあると思います。沢渡さんがコンサルティングで多くの企業を見ていて、働き手ひとりひとりが改善した方が良いと考えているのはどんなところでしょう?


沢渡:そうですね。これは3つあると思います。ひとつは「ひとりで一生懸命、ムダに悩んでしまう日本人」。仕事を受けたとき、渡すときにコミュニケーションを取ることが大事なんですね。加えてヘルプを言えること。次に「ムダな習慣やこだわりを捨てられない」。毎日行う必要のない会議とか「これはムダだよね」と言える雰囲気を作っていくことも大事かなと思います。最後に「ムダをムダだと気づけない」こと。例えば誰も見ていない報告書を毎日作成していたりとか、習慣化してしまっているとムダをムダという機会が減っているのが問題だと思います。


高橋:「仕事」と「働き方」の問題が取り上げられるとき、多くの場合、日本とヨーロッパの国々との労働時間の違い、休暇日数の違いが取り上げられます。
例えば、車1台を製造する時間にしても、日本がヨーロッパ諸国より何倍もかかるということはないと思います。これほどの違いは、どんなところから生じているのでしょう?


沢渡:これですね、日本は「間接業務」が多すぎるんです。例えば、報告のための報告のための報告資料を作る、とか。打ち合わせはとにかく全員集まっておけ、とか。目に見えない間接業務がとにかく多いですよね。


中西:最後に、仕事場をより良い環境にするための一番大きなポイントは何でしょう?


沢渡:ズバリ「言える化」です!チームのメンバー、上司と部下などお互いに「これはムダだから変えよう」と言えるかが重要ですね。


そんな「言える化」についても書かれた、沢渡さんの最新著書「職場の問題かるた〜“言える化"してモヤモヤ 解決!〜」は9月15日に技術評論社より発売されます。
今日のお話が気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。


あの伝説のドラマがアニメーションでよみがえる!(2017/8/17)

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木曜日は、「カルチャー」。


まずは、8月12日(土)13日(日)の
全国映画動員ランキングトップ3をご紹介!



第3位『 君の膵臓をたべたい 』(公開3週目)

第2位『 スパイダーマン:ホームカミング 』(公開1週目)

第1位『 怪盗グルーのミニオン大脱走 』(公開4週目)


以上、先週末の全国映画動員ランキングトップ3でした。
そして今日は、明日から公開のアニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』をピックアップ。配給会社の東宝・宣伝担当、中村仁美さんをお迎えしました。


高橋:私、この映画すごく気になっていて。少し前本屋さんに行ったときにこの本が平積みになっていて、その装丁を見たときに、夏はこういった花火の映像とか、花火にまつわる物語が読みたいなぁ…と思って、凄く気になっていたんです!


中村さん:ありがとうございます!まさに今の時季にピッタリな映画となっております。


高橋:映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は、川村元気さんの企画・プロデュース。この作品、もとは岩井俊二さんによる単発の実写テレビドラマでした。ドラマは1993年に放送され、その後劇場でも公開されました。それを大根仁さんの脚本で、新たにアニメーション作品として制作したのが今回の映画です。主人公のふたり「なずな」の声を広瀬すずさん、「典道」の声を菅田将暉さんが演じています。
中村さん、この映画はどんな経緯で制作されたのですか?


中村さん:24年前に放送された岩井俊二監督のテレビドラマが原作なんですが、こちらはあまりに完成度が高くて「絶対にリメイク不可能」と言われるくらい、業界内では伝説的な作品だったんですね。で、昨年『君の名は。』を大ヒットさせた川村プロデューサーはこの作品の大ファンで、「実写化は難しくても、アニメなら実写では描けない表現が出来るのではないか」と考えたことがきっかけで、同じく作品の大ファンだった大根仁監督と、アニメーション監督の新房昭之監督にお声がけをして、さらに原作の岩井俊二監督にも脚本作りから参加していただいて完成した作品です。


高橋:どんなストーリーなんですか?ネタバレしない程度に…(笑)


中村さん:広瀬すずさんが声を担当するヒロインの「なずな」は、母親の再婚で転校することになってしまって、夏休みの登校日に菅田将暉さんが声を担当する「典道」を花火大会に誘って“駆け落ち”しようと企てます。なずなが拾った“もしも玉”という不思議な玉によって、何度も繰り返される夏の一日を描いた物語です。


高橋:もう話を聞いただけでキュンキュンするんですが、夏って不思議と、大人もそういった“キュンキュンするもの”に触れたいという気持ちになるじゃないですか。そういう「青春モノ」としてイイ感じですね!


中村さん:そうですね。大人の方は学生時代のピュアな気持ちを思い出すような映画になっていますし、学生の方は気になるクラスメイトの子を誘って、夏の思い出にして欲しい映画となっています。


高橋:昨年公開された、同じく川村元気さんプロデュースの『君の名は。』を観て、映像の美しさや音楽の挿入に感動した川村さんファンの方もたくさんいらっしゃると思うんですが、そういう方たちも満足できそうでしょうか?


中村さん:そうですね。この作品は川村プロデューサーが『君の名は。』よりも前から4年以上を費やして作った作品で、すでに「ドラマ実写版を超えた」との声もありますので、満足していただけると思います。


高橋:岩井俊二さんのドラマや映画が好きだった方も満足できそうでしょうか?


中村さん:もちろんです!岩井俊二さんご自身も脚本の段階から参加されていて、ドラマでは描けなかった、ドラマよりも先の世界を描いていて、いろんな“もしも”の世界が出てくるので、楽しんでいただけると思います。


岩井俊二さんが24年前に制作した伝説のドラマ、そして川村元気さんがプロデュースした「君の名は。」、どちらのファンの方にも楽しみな作品ですね。
今日は先週末の全国映画動員ランキングトップ3と、明日から公開のアニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』をご紹介しました。


よしひろさんオススメの夏休み映画情報第2弾!(2017/8/10)

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木曜日は、「カルチャー」。


まずは、8月5日(土)6日(日)の
全国映画動員ランキングトップ3をご紹介!



第3位『 トランスフォーマー/最後の騎士王 』(公開1週目)

第2位『 劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルーエンディング/宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲 』(公開1週目)

第1位『 怪盗グルーのミニオン大脱走 』(公開3週目)


以上、先週末の全国映画動員ランキングトップ3でした。
そして、スタジオにはおなじみの映画ライター・よしひろまさみちさんをお迎えして、よしひろさんオススメの夏休み映画情報・第2弾を伺いました。
今日ピックアップしたのは、明日から公開の『スパイダーマン:ホームカミング』と、8月25日より公開の『ワンダーウーマン』の2作品です。


高橋:よしひろさん、おっはー♪今日は夏休みオススメ映画の第2弾、これから公開になる映画を2本ご紹介いただきますが、まずは『スパイダーマン:ホームカミング』から!
こちらはアイアンマン、キャプテン・アメリカなど、マーベルコミックから生まれたヒーローがひとつの世界観で活躍する「マーベル・シネマティック・ユニバース」作品の1つとして描かれる新シリーズの第1弾。


よしひろ:というと、ちょっと細かいんですけれど、今まで『スパイダーマン』は2回シリーズ化されているんですが、あれはマーベルの世界観の中には入っていないんですね。それが今回からは「アベンジャーズの世界に入れちゃえ!」ってことで、新シリーズがスタートしました。これをすることによって、何が面白くなったかというと、本物のアイアンマンが出てきちゃうんです(笑)。実は昨年、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でこのスパイダーマンが登場しているんですね。で、この映画はその『シビル・ウォー』の後のお話ということで、完全に世界がつながっているんです。なおかつ、これまで何度も映画化されている作品なので、クモに噛まれて特殊能力を得て…みたいな前情報は一切省いているんです。そして何が良いかというと、今回は完全に普通の高校生の話として描いているんです。なので、ずーっとYouTubeやってる!「おれ、アベンジャーズ入っちゃったぜっ」みたいな(笑)。今回は完全に青春成長ストーリーなので、若い人たちが観ると、自分のこととして共感してもらえるんじゃないかな、と思います。


高橋:さ。そして2本目は25日の金曜日から公開される『ワンダーウーマン』こちらはDCコミックスの女性ヒーロー「ワンダーウーマン」の実写映画化ということですが…。


よしひろ:こちらはスーパーマンやバッドマン、それらDCコミックスのシリーズのひとつなんですが、じゃあそもそもワンダーウーマンって誰?ということで、これはアマゾン族という、女性しかいない島の王女様・ダイアナが主人公でして、実はこれ、ある一定年齢以上の方は皆さん知っていると思うんです。何でかというと、日本でドラマが放映されていた時期があるんです。1975年から79年くらいに、リンダ・カーターという女優さんがやっていたんですが、テレビシリーズを日本語吹き替えでやっていたんですよ。しかも吹き替えは由美かおるさんがやっていたんです(笑)。で、特徴は「めっぽう強い」という。もう、人の力じゃないんですよ。神通力のような力を持っているんです。実は昨年公開された『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の最後の方でちらっと登場しているんですが、バッドマンよりも、スーパーマンよりも強いという(笑)。めちゃくちゃ強いんです。
で、今回の作品はワンダーウーマンの誕生物語という感じなので、100年前に話が遡ります。第1次世界大戦のころの話で、何が素晴らしいかというと、恋愛のエピソードがたくさん盛り込まれているんですが、それが全くムダじゃないの!女性の監督が撮っているんですが、ダイアナの恋愛模様が全く蛇足にならず、ちゃんとストーリーに盛り込まれているんです。なので、これは女性向き!強い女性が好きな方はぜひ!!


よしひろさんオススメの2作、あなたはどちらを劇場の大スクリーンで観てみたいでしょうか?
今日は先週末の全国映画動員ランキングトップ3と、よしひろさんオススメの夏休み映画2作品をご紹介しました。


暑い日にはちょっと怖い海外ドラマをどうぞ!(2017/8/3)

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木曜日は、「カルチャー」。


アメリカのテレビドラマ「ツイン・ピークス」25年ぶりの新シリーズがスタートしました。ファンの方は毎週、放送が待ち遠しいでしょう。
真夏の冷房で冷えた部屋で、サスペンスやホラーといった背筋が寒くなる映画やドラマを観るのは楽しいですよね!そこで、今日は【 この夏オススメのちょっと怖い海外ドラマ ベスト3 】をご紹介します。
セレクションとコメントは、星海社新書から『「今」こそ見るべき海外ドラマ』を出版している、海外ドラマ評論家の池田敏さんです。



第3位 『 MR.ROBOT / ミスター・ロボット 』

このドラマは2015年から全米放送されていまして、アメリカのニューヨークが舞台のサスペンスなんですが、主人公の青年・エリオットは天才ハッカー。彼は、政治家など今のアメリカ社会を非常に憎んでいます。そんな彼に“ミスター・ロボット”と名乗る謎の男が近づいてきて、生活が一変してしまうのです。ミスター・ロボットはなんと、巨大企業にサイバー攻撃を仕掛けて、社会をひっくり返そうと持ちかけてくるのです。
このドラマは本国でもかなり型破りだと評判になっていまして、実在する企業名が出てきたり、あとは世界中の政治家の写真なども画面にバンバン出てくるのです。これ、実際にこんな事あるのでは?と思ってしまう、イヤーな、こわーい感じのドラマですね。ちょうどシーズン3が始まったばかりなので、また注目を集めそうです。



第2位 『 ゲーム・オブ・スローンズ 』

このドラマは2011年から放送されていまして、現在アメリカではシーズン7が放送中。日本ではスターチャンネルで放送されています。このドラマは、中世ヨーロッパに似た雰囲気のある架空の7つの王国が、それぞれ権力を巡るというドラマで、この権力の頂点が「玉座」というのですが、これが“スローン”なのです。例えば、政略結婚させられた王女がいたり、過去に争った家族が再び当時の因縁を振り返ったりと、非常に複雑な人間関係が展開するドラマです。で、これはファンタジーなので、ドラゴンなどのモンスターも登場するのですが、何と言ってもこのドラマの一番の名物は、どんなに重要な登場人物でも、いきなり死んでしまうことが非常に多いのです。
ただ、その死ぬ人たちには共通項があって、大抵は権力にしがみつこうとした者という…だから、偉くなると死んでしまうという、これもなかなか怖いドラマですね。モンスターもたくさん出てきて大暴れしたりするのですが、実は人間の方が怖いドラマなのでは?と思います。



第1位 『 ウォーキング・デッド 』

このドラマは2010年からアメリカで放送されているのですが、今年の10月からシーズン8が始まり、その第1話が100エピソード目というロングランヒット中の作品です。また、日本でも一部のタレントさんの間で人気があったりして、ご存知の方も多いかと思います。このドラマはまず、人間を襲う死体=ゾンビが大量に現れ、文明が崩壊してしまった世界が舞台です。そこで生き延びた生存者たちが安住の地を探すというパニックホラー。
やはりゾンビがたくさん登場するのですが、最近のゾンビ映画というと、ゾンビの動きがやたら速く攻撃的で、それで迫力があるというものが多いのですが、このドラマに出てくる“ウォーカー”というゾンビたちは動きが遅いのです。そして、いきなり現れる!人間の傍らにいきなり現れるので、そこが非常に怖いと思います。また、ストーリーが進むうちに生存者グループ同士の戦いも始まってきて、グループもどんどん増えて戦争みたいになっていきます。これもやはり、実はゾンビよりも生きている人間の方が怖いのでは?という、二重のスリルが味わえる作品となっています。



以上、海外ドラマ評論家の池田敏さんがオススメする【 ちょっと怖い海外ドラマ 】をご紹介しました。