“和製セリーナ・ウィリアムズ”に注目!(2016/9/26)
月曜日は「スポーツ」
今日は女子テニスに関するランキングをご紹介!
第3位【 日比野菜緒 】20歳309日
第2位【 井上悦子 】19歳6日
第1位【 沢松奈生子 】17歳36日
こちらは、日本人女子選手のツアー初優勝時における年少ランキングトップ3。3位となった日比野菜緒選手の記録は、昨年行われたタシケント・オープンで達成されました。
そして、昨日行われた東レ・パンパシフィック・オープン決勝で、このランキングの2位以降が入れ替わるかもしれない状況がありました。18歳の大坂なおみ選手の活躍です。
昨日の決勝で、世界ランク66位の大坂なおみ選手は、28位で元世界1位、デンマークのキャロライン・ウォズニアッキ選手と対戦しました。試合は第1セット、一時は4-3とリードするも、逆転され5-7で落とします。続く第2セットの前に、大坂選手はメディカルタイムアウトを取って右肩を治療。このセットを3-6で落とし、セットカウント0-2で敗れました。大坂選手は、1995年の伊達公子選手以来21年ぶりにこの大会での日本人選手優勝かと思われましたが、準優勝となりました。
大阪生まれの大坂選手は、中米・ハイチ出身でアメリカ人の父と日本人の母を持ち、3歳のときにアメリカに移住しています。
2013年のプロ転向後は“和製セリーナ・ウィリアムズ”とも呼ばれていた大坂選手。その理由のひとつが、強烈なサーブです。現在の身長が180センチと、錦織選手よりも高い大坂選手。この恵まれた体格から生み出されるサーブのスピードはおよそ200キロ!今年の全仏オープンでは、本家セリーナ・ウィリアムズを抜いて、サービススピードランキングでトップを記録しました。
大坂選手の存在が一気に知られるようになったのが、今年の全豪オープンではないでしょうか。4大大会初出場というプレッシャーの中、3回戦まで進出。グランドスラム初出場での3回戦進出は52年ぶりのことでした。その後の全仏オープン、全米オープンでも3回戦まで進出し、ウィンブルドンは残念ながらケガのために欠場しましたが、今年はその才能が一気に開花したといえるでしょう。ちなみに2012年当時の世界ランクは1028位、それが現在では66位までランキングを上げてきています。
ちなみに大坂選手、現在はアメリカと日本の二重国籍ですが、日本オリンピック委員会の強化指定選手にも選ばれており、「東京オリンピック出場を目指す気持ちはある」とコメントしています。大坂選手の今後のさらなる活躍が楽しみですね!
今日は「テニス・日本人女子選手のツアー初優勝時における年少ランキングトップ3」をご紹介しました。