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話題のポケモンGO 目立つ注意喚起に速水健朗が提言(2016/7/22)

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金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。


7月22日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。


第3位【 震度4 】

17日・20日は茨城県、19日は千葉県で、震度4を観測する地震がありました。


第2位【 ニモ 】

先週15日、フジテレビ系「金曜プレミアム」で、映画『ファインディング・ニモ』が放送されたことでランクイン。現在、その続編の『ファインディング・ドリー』が全国の映画館で公開中です。


第1位【 地震 】

今週は関東地方で地震が続きました。




今回、注目するのは急上昇ワード19位、高頻度ワード2位にランクインした「ポケモンGO」。




◆街の声

「実際の地図にリンクしてポケモンがするところが新しい感じがして、すごく楽しみにしてます。歩きスマホとか、子どもには結構危ないとか言われてますけど、それは分別つけてやれば良いと思います」(男性)



改めてご紹介すると、「ポケモンGO」はスマートフォン向けゲーム。スマートフォンの位置情報機能を使って、ポケモンのキャラクターを探しだしゲットする内容です。



◆配信開始前にはすでに政府からの注意喚起も

速水 ポケモンGOについては、一週間ほど前まで、ほとんどの人が知らず、話題にもしていなかったと思います。昨日、20日に配信が開始されるのではないかという噂もありましたが、今日、21日朝の時点でまだ配信は開始されていません。いつ配信が始まるのかという話題だけで、食傷気味になる方も多いかと思います。


日本にさきがけてポケモンGOがリリースされたアメリカなどでは、様々な問題が発生しています。こうした状況をうけ、日本国内でも、ゲームが配信される前から、菅官房長官がマナーを守ってゲームで遊ぶよう注意喚起を行いました。


内閣サイバーセキュリティセンターも、ポケモンGOをプレーするときには安全、身の回りに注意を払うことを促すガイドを公開しました。ポケモンGOを装った、なりすましソフトによる個人情報流出の危険性や、外で遊ぶゲームであることから熱中症対策などの警戒を呼びかけています。





◆規制強化だけでは競争から取り残されることも

速水 マスメディアが取り上げるときも、必ず社会問題になるということを前提にしすぎていると思います。前向きな話もないのかという気もしてしまいます。歩きスマホなど、もちろん気をつけるべきですが、まだ配信も始まっていない段階です。


こうしたことは日本ではよくあることで、技術の規制の話が先行し、その技術が頭打ちになってしまうということがあります。本来ならば市場が発展し、競争の中でさらに技術が発展していきます。しかし、ドローンのように、日本で規制を強化しているうちに、海外のドローン開発が進んでいき、結果として取り残されるということも起きています。ポケモンGOについても同じことが言えるのではないでしょうか。もっと前向きなことを考えていくことが必要だと思います。


eコマース、ネット通販の時代になり、人はますます出歩かなくなるなか、ポケモンGOは外で出歩く必要があるゲームです。家にこもった顧客にモノを買ってもらうところから、外に来る人たちにどのように広告を仕掛けるのか。いままでの広告戦・販売略から大きく変わってくることも社会現象の側面にあります。



高橋 ここまで騒がれると、一度もポケモンをやったことはありませんが、やりたいと思います。


速水 ここまで社会現象になっていると、乗り遅れるという感覚があるかと思います。かつてのたまごっちのように、すぐに飽きてしまう人も多く現れるのではないでしょうか。あまり危惧したくはありませんので、歩きスマホはやめましょうというところで。



◆ポケモンGO、21日昼午前には配信スタート