ユーロ2016に見た、監督2人体制の有効性(2016/7/15)
金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。
7月15日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。
第3位【 エデル 】
今週行われた、サッカー・ユーロ2016の決勝、ポルトガル対フランスの試合。決勝ゴールを決めた、ポルトガル代表のストライカー、エデルが注目を集めました。
第2位【 ポルトガル 】
こちらもユーロ2016の話題。
ポルトガルは、フランスとの決勝戦で、延長で得点。見事、大会初優勝を成し遂げました。
第1位【 ロナウド 】
Right until the very end!#EURO2016 pic.twitter.com/Vo1L7FerBz
— UEFA EURO 2016 (@UEFAEURO) 2016年7月10日
トレンドワードランキングの上位は今週もサッカー・ユーロ2016の話題。日本でも意外と盛り上がっていたんですね。
◆街の声
「クリスティアーノ・ロナウド選手はかっこよかったです。決勝がいちばん力が入っていて、こちらもすごく力が入って見てました。僕もサッカーやってた頃、フリーキックのまねしてやってました」(男性)
「ここぞという時に決めてくれて、頼りになるリーダーって感じですね」(女性)
「最初の試合から徐々にエンジンがかかってきて、決勝でああいう形で終わってしまったのは残念ですけど。最後のシーンを見れたのも、クリスティアーノ・ロナウドのキャプテンシーの部分としては、大会全体を通しても、彼の大会だったのかなと思います」(男性)
◆途中交代したロナウドがチームもたらした影響
フランスとの決勝戦では、開始後25分に負傷のため途中交代したクリスティアーノ・ロナウド。ハーフタイムにはチームメイトにモチベーションを高めるスピーチを行い、試合中もテクニカルエリアから指示を出しつづけました。
決勝ゴールを決めたエデル選手も「試合を決めるのはお前だ」と、クリスティアーノ・ロナウドから伝えられたようです。
クリスティアーノ・ロナウド、自分にしか興味がない、ナルシツチズムすら感じる印象があるかもしれませんが、今大会では「チームのために」の精神が大きく現れており、まるで監督のような振る舞いが今回のポルトガル優勝の一因となったようにも思えます。
得点でチームに貢献するのではなく、監督のように、選手のモチベーションに大きく良い影響を与える、また違ったロナウドの一面を見ました。
Santos: "Our skipper put in an immense effort; he has amazing team spirit."#EURO2016 pic.twitter.com/b7jmC3j7aK
— UEFA EURO 2016 (@UEFAEURO) 2016年7月10日
◆監督2人体制は定着するか
大会を通じて見られた戦術面での大きな動きは、躍進を見せたアイスランドの監督2人体制。一方が戦術、一方が選手とのコミュニケーションを担当する役割分担制。ポルトガルも同じように、監督が戦術面を担う一方、ロナウドが選手たちを鼓舞し続けました。この実質的監督2人体制が、今後、勝てるチームに必要なこととして考えても良いのではないでしょうか。
◆ピッチだけで見えることがすべてではない
今の監督の役割は、練習、戦術面を考えることももちろんながら、選手たちのモチベーションを高めることが必要です。しかし、高額の年俸、高い技術を持ち合わせる選手たちを相手にすると、監督だけでは難しい役割となってきます。そこで、今回のロナウドがとった役割のように、絶対的に高い技術をもった選手がチームをまとめていくことが重要となってきます。
◆<ロナウド>前半での途中交代は残念ではありましたが・・・
ロナウドの悔しさ、想像もつきません。
— ジョンカビラ&Co. (@JonKABIRAandCo) 2016年7月10日
ユーロ決勝。ロナウドの怪我は本当に珍しい出来事。普段怪我をしない選手だけにシーズンの疲れなども関わってきているのでしょう。リーガ、CL、国王杯という3つのコンペティションの疲労に加えて、ユーロ決勝までくれば蓄積された疲労が集中力やここという反応が鈍るのもわかる。
— KENTARO TSUBOI 坪井健太郎 (@tsubocoach) 2016年7月10日
You don't forget these moments, @selecaoportugal...#EURO2016 pic.twitter.com/jkouuMDuXx
— UEFA EURO 2016 (@UEFAEURO) 2016年7月10日