ビジネスマン、OLのネタ帳になるトピックを、毎日お届け!キャッチアップしておきたいトレンドをランキング形式で紹介しながら、毎日ひとつの話題にフォーカスしていきます。

サッカー・ユーロ2016とイギリスEU離脱の関係性(2016/7/1)

カテゴリー:1114

金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。


7月1日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。


第3位【 スネイプ 】

日本テレビ系の番組「金曜ロードショー」で4週連続で放映された映画ハリー・ポッターシリーズ。ここ数週間は、ハリー・ポッターに関する話題が多くつぶやかれました。【スネイプ】はハリー・ポッターシリーズに登場するキャラクターです。


第2位【 警報 】

梅雨前線による影響で、先週から九州地方を中心に大雨となり、各地で警報や注意報が出されました。


第1位【 地震 】

今週は東京でも震度3を観測する地震がありました。



そして今回、注目する急上昇ワードはこちら。





【 EU離脱 】

先週、金曜日、イギリスのEU離脱を問う国民投票で賛成派が勝利。現在、世界各国の金融市場に影響を及ぼしています。



◆街の声

「僕は特に影響は無かったですけど、結構苦労した方が多かったみたいです」(男性)


「ずっとテレビで見てたので、びっくりしました」(女性)


「非常に難しい問題だと思います。日本などの経済にも影響を与えてしまうので困りますね。リーマンショック以来だったのですごく困りました」(男性)


「なかよく終わればいいなと思います」(女性)



◆サッカーと政治は無関係ではない?

現在、欧州ではサッカー・ユーロ2016が開催中。決勝トーナメントに進んだイングランドは、1回戦、アイスランドと対戦するも敗退。ウェールズは北アイルランドに勝ち、準々決勝でベルギーと対戦します。


イギリスの国民投票後、スコットランド行政府は、イギリスからの独立と単独でEUに残ることについて住民投票を行う方針を示しています。これにあわせウェールズもイギリスから独立しようとする機運が高まっています。


サッカーが世界に拡がった要因の一つに過去のイギリスの植民地支配があるように、今回サッカー・ユーロ2016でウェールズが決勝トーナメントまで勝ち進んだことと、イギリスからの独立を目指すことは必ずしも関係がないとは言いきれないのではないでしょうか。



ウェールズとスコットランドが独立、EUへの所属を目指すことになると、ほかにもサッカーの強豪クラブ・バルセロナを抱えるスペイン・バルセロナ地方も国として独立する運動が活発になってくることが考えられます。



◆独立運動が活発化するとEUの理念すら危ういものに

こうしたEUからの独立を目指す国と、国からの独立を目指す地域がそれぞれで独立運動を活発化させると、欧州統合のEUの理念からかけ離れていくおそれもあります。


機運、人の感情。本来はそうしたものと切り離して考えていくべきで、今回のイギリスのEU独立を問う国民投票は感情が高まりすぎているように思えます。


政治とスポーツでの感情の高まりは重なる部分もあると思います。現在開催中のユーロ2016。良くも悪くも話題になることは政治と無関係ではありません。





◆関連ツイート