同じようでひとつひとつ違う 夏のトレンド「白T」の世界(2016/7/26)
火曜日は「ビジネストレンド」をご紹介。
今回は夏のファッションアイテム「白T」にまつわるランキングをご紹介。
白いTシャツ専門店「シロティ」に聞いた 白Tの売れ筋トップ3
東京・千駄ヶ谷にある世界初の白T専門店「シロティ」。一見同じような白Tも、デザイナーものやビンテージものがあるなどひとつひとつことなります。その白Tの魅力を伝えているのがこのお店シロティ。扱っているものはもちろん白Tのみ。国内外の現行モデルが常時20種類以上が店頭に並んでいるそうです。
今回はお店を立ち上げた一人でもある白Tハンター・夏目拓也さんにお聞きしました。
第3位【 smoothday VネックTシャツ 】
1924年創業の生地メーカーである小野メリヤス工業が展開する、日本が誇る最高品質カットソーブランドです。
コットン100パーセントなのにカシミアのような肌触り。上品なシルエットで「いい白Tを着ているな」と一目でわかります。
東京で実店舗での扱いは#FFFFFFT(シロティ)のみというのもポイント。
価格 9,000円(税別)
中西 これは一目で良いと分かる!手触りも良いし、軽いし、おすすめだなー。
昔は肌着に多く使われた編み物生地、メリヤス。小野メリヤス工業は古くから職人技を海外に発信するブランド、このシャツは良いのではないでしょうか。
第2位【 ENTRY SG クルーネックTシャツ&VネックポケットTシャツ 】
ENTRY SGは現在、日本では2つの工場しか稼働していない、和歌山にある旧式の吊り編み機で織られる日本のカットソーブランド。
ゆっくりと低速で織り立てられた生地は糸へのストレスがかかることなく、空気を含んだようなふっくらと優しい肌触りが特徴。
サイズがコンパクトなので、女性のお客様が選ぶことも多く、男女問わず人気。
価格 クルーネック3,800円、Vネック4,800円(ともに税別)
中西 まさにしっとり感のある生地。着ると気持ちよさそうですね。
第1位【 ANATOMICA クルーネックポケットTシャツ 】
パリのセレクトショップ「アナトミカ」と日本人デザイナーの寺本氏によって展開されるブランド。
このTシャツの特徴はヘビーウェイト。オリジナルの厚めの生地ながらシルエットは上品なので、野暮ったくならず、若い人から大人まで幅広く支持されています。
価格 6,000円(税別)
中西 これはしっかりしていますね。野暮ったくならない。一枚着るだけでスタイリッシュに着こなせるのは良いなあ。
ご紹介した3つだけでも、重さ、シルエット、そして着た感じがだいぶ違います。
◆位置ゲーは新たな形のコミュニケーションツール
今回、話を伺った専門店「シロティ」の夏目さんによると、2016年の白Tの着こなし術は「サイズ感の大きい白Tをルーズに着て、パンツは細身にスキニー」。女性はあえてメンズのSやMといった大きめのサイズを選ぶ人も多いそうです。しかし、ベストな白Tは人によってそれぞれ違うので、実際にお店に来て、観て触って着比べて、自分の一枚に出会ってほしいとも話しています。
ちなみに、シロティ夏目さんに白Tを着る人でもカレーうどんを食べるのか伺ったところ、「気にしない!」との回答をいただきました。
東京・千駄ヶ谷にある白T専門店「シロティ」は毎週土曜日12時〜19時のみオープンしています。