ビートルズのお宝グッズ ベスト3!(2016/6/30)
木曜日は、「カルチャー」。
ビートルズが来日したのが50年前の1966年。
6月30日に日本武道館で最初の公演が行われました。
そこで、今朝は世界の様々なビートルズコレクションが並ぶ
東京・高田馬場にある「ビートルズ研究所」が所蔵する
『来日50周年お宝グッズのベスト3』をご紹介!
主宰の「ビートルズ鑑定士」本多康宏さんに伺いました。
【 第3位 】日本武道館初回公演のカラー写真
こちらは1966年6月30日の夜公演、来日して一番最初にビートルズが公演したときの写真です。当時、報道のカメラは白黒が多くて、このような鮮やかなカラー写真というのはあまり残っていないんですね。そのオリジナルのフイルムを「ビートルズ研究所」ではコピーライトと共に入手しまして、こちらはコダックのブローニーという正方形のポジフイルムで撮影されたもので、発色が良く、大きく引き伸ばしても色が綺麗に出るので良いですね。曲はコンサートの9曲目、最後から3曲目の「Nowhere Man」でジョンがボーカル、ポールとジョージがコーラスをしている写真で、正面に座ると最前列で見ているかのような感覚になりますので、この写真を見ながら武道館の音源を聴く、というのも良いのではないでしょうか?
【 第2位 】日本武道館全5公演チケットセット
ビートルズは5回コンサートをやったんです。6月30日の夜公演、7月1日の昼・夜公演、7月2日の昼・夜公演で、その全てのチケットを網羅したものです。「ビートルズ研究所」ではこの20年間くらいチケットをたくさん収集していますが、その中でも「立ち上がってはいけません」「花束を渡すことはできません」などの注意書きもすべてついた、良い状態のものだけを初公開で出しています。
【 第1位 】ザ・ビートルズ4人のサイン
あの時代は航空機が旧ソ連の上空を飛ぶことができなかったので、すべて北極回りだったんです。ロンドンからアンカレッジまでがだいたい9時間、アンカレッジから羽田までがだいたい8時間少々ということで、飛行機の乗務員も「ロンドン−アンカレッジ」便と「アンカレッジ−羽田」便は別のクルーが搭乗しているんですが、こちらは「アンカレッジ−羽田」便の機関士さんがもらったもので、ビートルズのメンバー4人のサインが綺麗に収まっています。ビートルズの4人が揃っているサインはもう本当に残っていないので、こちらは金額をつけるのが難しいくらいに貴重なものです。
以上「ビートルズ研究所」が所蔵する『来日50周年お宝グッズのベスト3』でした。
50年前に日本の若者を熱狂させた“ビートルズ”とは何だったのか?「ビートルズ鑑定士」の本多さんはこうおっしゃっています。
それまでは、作詞・作曲のプロがいて、歌い手がいて、バックのミュージシャンがいて…というのが音楽の当たり前の様式だった時代に、自分たちで曲を作り、アレンジし、プロデュースする…という、今では当たり前のことを当たり前にしたのがビートルズだったんです。僕がビートルズから受けた影響というのは、権力者…学校の先生や親が決めたやり方をその通りにしなくても良いんだ、人生はもっと楽しいものなんだと教えてくれたのがビートルズで、きっとビートルズから影響を受けた人たちはみんな同じことを言うと思いますよ!
今日は、東京・高田馬場にある「ビートルズ研究所」が所蔵する『来日50周年お宝グッズのベスト3』をご紹介しました。