陸上・日本選手権男子100メートル トップ3(2016/6/27)
月曜日は「スポーツ」
今日は、リオ・オリンピック選考を兼ねて行われた
陸上・日本選手権に関するランキングをご紹介!
第3位【 桐生祥秀 】10秒31
第2位【 山縣亮太 】10秒17
第1位【 ケンブリッジ飛鳥 】10秒16
こちらは日本選手権、土曜日に行われた男子100メートルのトップ3。ケンブリッジ飛鳥選手が山縣亮太選手をゴール前でかわし、0.01秒差で優勝となりました。ケンブリッジ飛鳥選手はこれにより、初めてのオリンピック代表内定を決めています。
ケンブリッジ飛鳥選手:今回は絶対に勝つと決めていたんで、その通りに結果を残せて良かったです。中盤60メートルくらいで行けるかな、と思ったので…いやぁー楽しかった!その中で勝つことが出来たんで、大きいかなと思います。
ケンブリッジ飛鳥選手は、父親の母国・ジャマイカ生まれの23歳。2歳から日本で育っています。
小学校の頃はサッカーをしていて、ポジションは右MF。このときに自分より足の速い人がいて、中学からは陸上に専念したのだそうです。大学4年生だった昨年の4月、織田記念国際で桐生選手に勝って一気に注目されました。
筋肉量を増やすために最新のトレーニングを導入し、5月の時点での体脂肪率は4.4%。日本人ではまだ達成していない「9秒台候補」のひとりです。
そして、今大会3位に終わった桐生祥秀選手は、今月行われた日本学生選手権でオリンピック派遣設定記録の10秒01を満たしているため、すでに代表に内定しています。
ただ、今大会は右足の不調のため3位に終わり、涙を見せるシーンもありました。ちょっと気になるところです。
男子100メートルの出場枠は最大で3、今日の日本陸連理事会で決まりますが、今回のランキングトップ3の3人がほぼ確実に選ばれることになりそうです。どの選手も「日本人初の9秒台を目指す」と話しているそうで、良いライバル関係で最後の仕上げに臨んで欲しいところですね。
そして女子。一昨日の100メートルでは、福島千里選手が11秒45で歴代最長タイとなる大会7連覇と、3度目のオリンピック代表内定を決めました。
福島千里選手:「自己ベストにこだわっていない」と強がった時期もありましたが、0.01秒ですけれどすごく嬉しい。次をすっきり迎える、とても良いきっかけになったなと思います。
リオ・オリンピックの開幕まで1ヶ月ちょっとになりました。選手たちも最後の調整となるこの時期、オリンピックの起源でもある陸上での日本勢の活躍に期待したいですね!今日は「陸上・日本選手権男子100メートル トップ3」をご紹介しました。