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変化するルール スポーツの観方の変化を速水健朗が指摘(2016/5/27)

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金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。


5月27日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。



第3位【 バレー 】

21日の試合で、リオデジャネイロオリンピッ出場を決めたバレーボール女子日本代表。このほかにも「リオ」「オリンピック」といったワードも上位に入りました。


第2位【 笑点 】

先週日曜日の放送を最後に、落語家の桂歌丸さんが笑点から引退。新しい司会者には春風亭昇太さんに決まりました。


第1位【 地震 】

今週も、熊本、茨城、青森などで地震がありました。



◆今回注目する「急上昇ワード」は




【 バレー 】

バレーボール女子日本代表は、21日に行われたリオデジャネイロオリンピック世界最終予選の最終戦で、オリンピック出場を決めました。



◆試合を観ていた人たちの声

「観ててすごい楽しかったです。ありがとうございました」(男性)


「そうですね。すごい楽しかったですね。すごいすごいすごい」(女性)


「いや本当良かったと思います。オリンピック出場が決まった試合も観ました。やっぱり木村沙織選手。今回もキャプテンとして、ケガをしながら頑張っていたので、すごい応援してました。まあ、かわいいですよね。オリンピックでもまたメダルを目指して、頑張ってほしいなと思います」(男性)






◆速水健朗コメント

バレーボールはアグレッシブにルールが変わってきたスポーツ。テレビ時代、観る側にあわせてルールを変更することを良しとしてきた流れがあります。たとえば、アタックをしない守備専門の「リベロ」というポジションは1998年に導入されたもの。サーブ権に関わらず、スパイクやミスによりポイントが入る「ラリーポイント制」も1999年に始まったものです。


今回話題となったのは「チャレンジシステム」。これは審判の判定に異議があるときに、ビデオ判定をしたいときに、チャレンジするもの。会場全体に判定のビデオが映し出されるので、チャレンジの結果次第で観客全体で一喜一憂できるところが魅力ともなっています。


新しいルールは試合の流れを左右することもあります。ただ、ルールを変更することによって楽しめることもあるかと思います。テレビで試合を観戦する人たちのスピード感も変化する中で、ルールの変更はトライ&エラーで進めていくのが良いと思います。「ダメだったら元のルールに戻す」くらいでいいのではないでしょうか。


今回のチャレンジシステムでは、タイ代表チームは成功回数2回と悔しい思いをした場面もありました。スポーツのルールが変更されていく中で、それすらも乗り越えていくところを観客は楽しむ。現在のスポーツはそうした観方に変わっているのではないかとも思います。



◆バレーに関するツイート











「ストームライダー」が運転終了 ファンが不安視することとは(2016/5/20)

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5月20日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。



第3位【 バレー 】

今月14日から行われている「バレーボール女子・オリンピック世界最終予選・兼アジア予選」。現在、日本は4試合を終えて3勝1敗。大会は22日(日)まで続きます。


第2位【 ベッキー 】

先週金曜日、TBS系の番組「金スマ」にタレントのベッキーさんが出演。渦中の不倫騒動について報告しました。金スマは番組史上最高の視聴率を記録し、ベッキーさんの出演とあわせ話題となりました。


第1位【 地震 】

5月16日、茨城県南部で起きた地震で震度5弱を観測。この地震について多くのツイートがありました。



◆今回注目する「急上昇ワード」は






【 ストームライダー 】

東京ディズニーシーが開園して15年、愛され続けた人気アトラクション「ストームライダー」が16日、運転を終了。これを受けてファンの間で話題となりました。



◆運転終了を惜しむファンの声

「行ったら、絶対乗ってた。さみしいですね。室内なのに水が降ってくるところが面白かったです」(女性)


「好きです。ストーリーもクオリティがすごく高いところが良かったです」(男性)


「正直、すごくさみしい。ディズニーシーに行ったら、絶対に乗るアトラクションのひとつ。キャプテン・デイビスが『おやつのピーナッツ、チェック!緑のチカチカ、チェック!』なんて言うところは楽しかったですね。つぎにできるアトラクションも楽しみですが、(ストームライダーは)エリア全体で組み上げられたストーリーなので、無くなって大丈夫なのかなとちょっと不安です」(女性)



◆速水健朗コメント

たださみしいというだけでなく、ストームライダーが無くなることを心配する声を、他のディズニー大好きな人への取材でも聞いています。


ディズニーリゾートの各エリアには物語があります。ストームライダーも厳密な設定のもと、ポートディスカバリーに置かれていました。


ポートディスカバリーではSFの世界が描かれており、およそ100年前の20世紀初頭に思い描かれていた未来像がテーマとしてあります。「巨大な台風をテクノロジーで制御する」−−実際、20世紀初頭はバルーンを用いて大気を観測できるようになった時代。等圧線が書かれるようになり、寒冷前線が観測されたりと気象学が進歩した時代でもあります。ディズニーはこうした時代背景を踏まえてポートディスカバリーのストーリーを作っています。


ファンのみなさんが心配しているのは、ポートディスカバリーの世界観が崩れてしまうのではないかということ。次にできるアトラクションは、映画「ファインディング・ニモ」「ファインディング・ドリー」の世界を舞台にしたものです。このアトラクションが、ポートディスカバリーの世界観にはまっているのか、気になるところです。





◆16日のラストフライトは地震により遅れるトラブルも








変化した現代の情報伝達 速水健朗が分析(2016/5/13)

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第3位【 たこ焼き 】

テレビ番組「仮面ライダーゴースト」8日の放送で、亡くなったたこ焼き屋さんのおばあさんを想いたこ焼きを食べながら敵と戦うアクションシーンが「超かっこいい〜」と話題を集めました。


第2位【 題名のない音楽 】

テレビ番組「題名のない音楽会」8日の放送で、「世界で愛されているアニメミュージックの音楽会」という特集が組まれたことから、多くのツイッターユーザーが反応しました。


第1位【 トレンド 】

5月9日、ツイッターに表示されるトレンドワードが「ブゥゥオオオーーーーン」「ブボボボボォォオオン」などの擬音語で埋め尽くされました。これに対し、「トレンドが壊れた!」「トレンド仕事しろ」など多くのツイートがありました。



◆トレンドワードは一時擬音だらけに




【 トレンド 】

今回、ツイッターのトレンドワード表示が擬音語で埋め尽くされた原因は「診断メーカー」によるもの。診断メーカーはツイッターなどのSNSに投稿できる、おもしろ診断サービス。このサービスで作成された「からあげチャレンジ」という診断が原因だったようです。



◆もちろんこの話題を知らない人も




◆速水健朗が現代の情報伝達を分析

かつての情報の拡散はラジオやテレビ、新聞といったのマスメディアから多数の人に向けて拡がっていくもので、伝達のスピードが速いようにも思います。しかし、現在のツイッターなどで拡がる情報伝達はそれまでとは違った仕組みになっています。


テレビ、ラジオ、新聞などのマスメディアにあるすべての情報が自分に関係のあるものかというと、もちろん関係のないものもあります。それに対し、友達がfacebookやツイッターに載せる情報は自分に関係しているものと思うことが多いと思います。こうした、自分に関係のあるものだけを摂取しようとする情報伝達法が現代的なものとなっています。


自分のまわりの友達が共有している情報は知っている、しかし、自分に関係のない情報はとたんに分からなくなる。こうした状況を「フィルターバブル現象」といい、自分のまわりに情報の泡があるような状況のことをいいます。



◆音楽業界では現代の情報伝達をプロモーションに利用

マスメディアを介するよりも、ファンコミュニティや口コミなどを介したほうが情報伝達のスピードが上がる時代です。


音楽業界でも、新作のプロモーションをせず突然リリースし、ファンクラブ会員向けに曲のタイトルだけ届け、記載されたネットページに行くと新作のミュージックビデオが見られるなど、ファンだけが知っているということにより伝達が速くなるということも起きています。




◆クロノスリスナーの反応










レスター「奇跡の優勝」を中西哲生が解説(2016/5/6)

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第3位【 GW(ゴールデンウィーク) 】

今週は、ゴールデンウィークの話題、つぶやきが上位を占めています。


第2位【 レスター優勝 】

イングランドのサッカー・プレミアリーグで、日本代表の岡崎慎司選手が所属するチーム、レスターが奇跡のリーグ優勝。世界中が沸きました。


第1位【 メンテ 】

大人気オンラインゲーム「艦隊これくしょん−艦これ−」、サーバーの不具合を修正するためのメンテナンスを行い、これをうけて数多くつぶやかれました。



そして今回、番組で注目するキーワードはこちら。





【 レスター優勝 】

岡崎慎司選手が所属する、イングランド・プレミアリーグのレスターが、1884年の創設以来、初のリーグ優勝を成し遂げました。


リーグ開幕当初、レスターの優勝はだれも予測していなかったと言っても過言ではなく、「奇跡の優勝」と言われています。




◆街の声

「レスター優勝しちゃって、岡崎がいるので日本人として、とても誇らしいです」(男性)


「あれはまじでヤバいと思いました。驚き」(男性)


「岡崎慎司さんのいるチームで、レスターが初の優勝をすると思ってなかったので、すごいびっくりしました」(男性)


「勢いが乗ってしまって、ここまで行くって、シンデレラストーリーじゃないですか。あのチームが『あれ?あれ?』と言う間に行っちゃったのがジワジワあとから来るんだろうなと思ってます」(男性)


「主力は、みなさん、ビッグクラブに引き抜かれないでください」(男性)





速水:やっぱり気になるのは「引き抜き」ですよ。すごい良い選手、レスターで有名になった、ドリンクウォーターとかヴァーディなどの選手が引き抜かれるのか。岡崎慎司、来年どこで戦うのか。気になりますね。



シーズン前、レスターに期待されていたのは優勝ではなく、プレミアリーグでの残留。残留争いが予想されていたチームがどうして優勝できたのか、サッカー解説者の中西哲生さんに伺いました。



◆サッカー解説者・中西哲生さん コメント

−−誰も予想しなかった優勝。監督の力、選手の力、どちらによるものでしょうか?


中西:両方ですね。選手に関して、若手の選手が多く、無名だったり雪辱を期してる選手が多かったこと。ラニエリ監督も雪辱を期してる部分はあったと思います。こうした選手たちのキャラクターを監督がうまく引き出したということで、両方の力によるのものだと思います。


−−ラニエリ監督、有名ではありますが特に実績があるわけでもなく…


中西:そうなんですよ。そこが非常に大きかったと思います。
手綱の緩め方、締め方がうまかったと思います。シーズン中も休みを多めに取ったり、ある程度の戦術部分を選手たちに任せたり、そうした部分も(優勝の要因に)あったと思います。


−−サッカーでは、資金、有名選手の多いチームが勝つことが多いなか、ジャイアントキリングをシーズン通して起こせたのは奇跡ですよね。


中西:本当に奇跡だと思いますよ。カップ戦の一発勝負では、ジャイアントキリングもたまに起こります。ただ、プレミアリーグは世界トップクラスのお金の入ってくるクラブも多くあり、1992年から5つのチームしか優勝を経験していません。サポーターも「時代が変わってしまった。お金がなければ厳しい」と嘆きます。
しかし今回、年棒では他の20チーム中17位、18位というチームが優勝を成し遂げたことは、すごいことだと思います。


−−来シーズン、チャンピオンズリーグで戦っていけるでしょうか?


中西:これは本当に簡単ではないと思います。まず、選手たちがチャンピオンズリーグの舞台に慣れる必要があると思います。どのチームも研究をしてくると思うので、研究されたあとにどうなるかがポイントだと思います。




◆サッカー好きの人ほど、レスターの優勝は予測できなかったようです