番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2015/9/25)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■W杯の優勝候補・南アフリカを破る金星を挙げた、ラグビー日本代表!
■今季限りでの引退を発表した幻のノーヒット・ノーラン投手、西武・西口文也!
■デビュー20周年ライブ中に結婚を発表した、シンガーソングライターのBONNIE PINK!
■ボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチで9度目の防衛に成功した、山中慎介!
facebookページでの皆さんの投票は、1位がラグビー日本代表となっていましたが
今週、中西さんが注目したのは…
ラグビー日本代表!
ラグビーワールドカップ・イングランド大会、23日の第2戦・スコットランド戦は、中3日という短い試合間隔での疲れもあり敗れてしまった日本代表ですが、日本時間19日深夜の初戦で挙げた、優勝候補・南アフリカからの金星は、日本はもちろん世界中に衝撃を与えました。
動きの鈍かった南アフリカに対し、タフなランニングと規律のとれたパスワークで攻め込んだ日本は、エディヘッドコーチのもとで磨いてきたラグビーを、強豪相手にひるむことなく出し切りました。
点を取られては取り返す「しぶとさ」も素晴らしかったですが、3点差を追いかける試合終了間際で同点狙いのペナルティーゴールを選択せず、逆転出来るトライを狙いに行った選択と、それを成功させた集中力も感動を呼びました。
エディヘッドコーチも「最後の結果が本当かどうかを疑った。選手たちは勇敢なんてもんじゃない、最後にペナルティーゴールを蹴らずに引き分けを選ばなかったリーチの勇気を称えたい。」と試合後にコメントしています。
日本代表はワールドカップ6大会ぶりとなる勝利で、通算2勝目。これまで2引き分けを挟んで16連敗だった日本にとって、歴史的な勝利となりました。
一方、23日のスコットランド戦は10-45で大敗。前半は互角以上の試合運びを見せていた日本ですが、初戦から中3日の日本に対し、スコットランドはこの日が初戦。圧倒的に不利な条件が影響して、日本はミスやファールを連発。伝統国相手にこのコンディションではかなうわけもなく、終盤は失点を重ねてしまいました。
正確なキックが持ち味の15番・五郎丸選手も4本中2本を外しましたが、試合後には「これだけの点差がつく実力差ではない。あと2戦あるので、下を向いている暇はない。サモア戦まで10日あるので、しっかり準備したい。後ろを見る暇があるくらいなら、我々は前を向く。」と、気持ちをリセットして、次のサモア戦に臨むことを表明していました。
上位2チームが決勝トーナメントに進むグループ戦。日本のいるB組は混戦模様です。
スコットランドは「日本戦の勝利」と「4トライ以上で得られるボーナス」によって、勝ち点「5」で首位に立ち、日本は「7点差以内負け」と「トライ数のボーナス」をいずれも獲得できず、勝ち点4のまま3位に後退しました。
当初1強と見られていた南アフリカは、日本戦を落としましたが「ボーナスの勝ち点2」を得ており、残り3試合に勝てば、勝ち点を「17」まで伸ばせます。スコットランドも南アフリカだけに敗れた場合、勝ち点は最大「17」となります。
一方、日本は残り2戦をボーナス込みで連勝しても勝ち点は「14」。3日のサモア戦、10日のアメリカ戦に勝つことが最低条件となります。ただ、サモア戦までは中9日、アメリカ戦までは中7日と充分な休養と対策の時間が持てます。気持ちもコンディションもリセットして、再び日本らしいラグビーでベスト8を目指して頑張って欲しいですね。
今週のウィークリー・パーソンは、W杯の優勝候補・南アフリカを破る金星を挙げた、ラグビー日本代表に注目しました。