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2015 秋のスイーツランキング〜和菓子編(2015/9/17)

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木曜日は「カルチャー」。


涼しくなってくると、スイーツもさっぱりしたものより
濃厚な味や食感が欲しくなりますよね。
今日は、ソーシャル和菓子・和スイーツ評論家の
中原陽一さんオススメ!今秋の和菓子ベスト3をご紹介します。



第3位【 億万両本舗 和作『芋栗じまん』950円 】

「億万両本舗 和作」は、横浜市の郊外に暖簾を構える名店で、TVチャンピオンの400回記念和菓子職人選手権で、歴代チャンピオンの頂点である「グランドチャンピオン」に輝いた職人が作り出す和菓子を味わえます。
この「芋栗じまん」は、国産の栗をひとつひとつむいて作ったペーストに、高級手亡豆を使った白あんを混ぜ込んで、これにさらに裏ごししたさつま芋あんを加えて、丹念に練り上げて作っています。素材は「さつま芋・砂糖・手亡豆・栗」の4つだけで、芋ようかんのような優しい味わいと食感が特徴です。
4つの素材の中でも、さつま芋はその年にとれた国産「紅あずま」を厳選しているそうで、これに刻んだ栗を混ぜ込むことで、どちらか一方だけでは出せない“深みのある味わい”を作り出しています。さつま芋のほくほく感と栗のほっくり感のハーモニー。栗とさつま芋を“いいとこ取り”したような、まさに“秋の味覚の競演”に相応しい逸品だと思います。


第2位【 御笠山『スティックどら焼 いちじく』270円 】

「御笠山」は“餡を食す”をコンセプトに、文明堂新宿店がプロデュースした「どら焼」の専門店。看板商品は「御笠山」というどら焼ですが、現在これを凌ぐ人気を誇るのが「スティックどら焼」です。
一般的な「どら焼」は塊のあんこを丸い生地で挟んでありますが、こちらは細長い四角形をした、まさに“新世代”のどら焼!見た目は生地を5枚重ねた“平らなバームクーヘン”で、一見すると「これがどら焼?」と思ってしまうんですが、その味は間違いなくどら焼です。
「プレーン」と「小豆」の2つがオールシーズン販売されていますが、私のおすすめはこの時季限定の秋の味「いちじく」です。挟んであるあんこは、いちじくと白いんげん豆を使った白あんを合わせた“いちじくあん”で、いちじく本来の上品でしっかりした甘さと、独特のぷちぷちと弾けるような食感の組み合わせが、思わずクセになること間違いなしです。和菓子が苦手な人にこそ召し上がっていただきたい、斬新な逸品です。


第1位【 小布施堂シンジュク『栗羊羹槽流し 本煉り』972円 】

小布施堂は“栗の郷”として有名な、長野県小布施町に本店を構える老舗の栗和菓子店です。この「栗羊羹槽流し 本練り」は、小布施堂シンジュクの限定商品。“槽流し”というのは、非常に手間のかかる作り方で、大きな羊羹槽に羊羹液を流し固めた後に切り分ける、昔ながらの製法です。
この「栗羊羹槽流し」は季節によって味を変えていて、「本煉り」はこの時季だけ味わえる特別な逸品です。じっくりと時間をかけ、栗だけを練り上げた煉羊羹で、栗そのものを潰して押し固めたような仕上がりになっています。瑞々しくねっとりした食感で、それでいて固すぎず柔らかすぎず、深みがあって甘過ぎない濃厚な味わいが口の中に広がります。
しっかりとした栗の存在感があるので、個人的には日本茶よりもコーヒーと一緒にいただくのがオススメです。栗の旨味を凝縮した、栗好きにはたまらない味わいは、是非一度味わっていただきたいですね。


1位の羊羹を試食した万里恵さん、あまりの美味しさに本気で叫んでいましたよ。皆さんもぜひお試しください!
以上『2015 秋のスイーツランキング〜和菓子編』をご紹介しました。