番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2015/8/21)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■100年目の記念大会となる夏の甲子園を制した、東海大相模!
■開幕2戦目でプレミア初ゴールを決め地元メディアに絶賛された、レスターの岡崎慎司!
■パパ・EXILEのHIROも感動!第一子となる女の子を出産した、上戸彩!
■米女子ゴルフのポートランド・クラシックで、2位に8打差という圧勝で優勝した17歳、ブルック・ヘンダーソン!
facebookページでの皆さんの投票では1位が東海大相模、2位が岡崎慎司となっていましたが
今週、中西さんが注目したのは…
夏の甲子園を制した、東海大相模!
創設100年目の節目を迎えた第97回全国高校野球選手権大会、早稲田実業のスーパー1年生・清宮や関東一高のオコエなど、注目を集めた選手も多かったですが、決勝に進んだのは、小笠原慎之介と佐藤世那というプロも注目する好投手を擁する東海大相模と仙台育英の2校でした。
結果はご存知の通り、10-6で東海大相模が勝ち、45年ぶり2度目の夏制覇となった訳ですが、序盤リードされた仙台育英が同点に追いつくなど、互いが力の限りを振り絞った、決勝にふさわしい試合でした。
勝負を決めたのは、東海大相模のエース・小笠原選手の一打。6-6で迎えた9回、先頭でバッターボックスに入った小笠原選手は、甘く入った変化球を打ち抜き、ライトスタンドへ勝ち越しソロホームランを放ちました。そこから、佐藤世那選手は後続に打たれて3点を追加され、勝負ありとなりました。ちなみに決勝打を放った小笠原選手は、公式戦で初のホームランだったそうです。また、決勝で投げた投手が決勝打を放ったのも、高校野球史上初だということです。
決勝アーチを放ち、投げては161球の完投だった小笠原選手に対し、門馬監督は「粘り強く投げてくれた結果が、あの打席での執念の一打となってああいう結果を出してくれたんだと思います。ずーっと抱きしめていたかった。」と試合後にコメントしました。
昨年夏の甲子園、東海大相模は初戦敗退。その悔しさをバネに練習で力をつけ、再び戻ってきた甲子園で全国制覇を成し遂げました。左腕エースの小笠原と右腕エースの吉田、この二枚看板に強力打線と、バランスの取れたチームに成長しました。
昨年5月には、東海大相模野球部の礎を築いた元監督で巨人・原監督の父、原貢さんが他界し、門馬監督としても優勝に向けて並々ならぬ思いがあったはずです。その恩師以来となる45年ぶりの優勝に「原貢監督に、これで本当に良い報告が出来ると思っています。」と語っていました。
一方、1989年にエース・大越で決勝に進み、延長戦の末、帝京に敗れて涙をのむなど、あと一歩のところで優勝を逃してきた仙台育英の佐々木監督は、チームを率いて40年。今回も“東北勢初の優勝”という目標を達成することは叶いませんでした。試合後には「あと一歩だった。振り返りたくないくらい悔しくて仕方がない。」と悔しさをにじませつつも、「圧倒的な負け試合をよく追いついた」と選手を称えていました。
素晴らしい試合を見せてくれた両校のナインに、惜しみない拍手を送りましょう。
今週のウィークリー・パーソンは、夏の甲子園を制した、東海大相模に注目しました。