番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2015/8/14)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■12日のオリオールズ戦でノーヒットノーランを達成した、マリナーズの岩隈久志!
■世界水泳の男子400m個人メドレーで連覇を達成、リオ五輪代表の座をつかんだ瀬戸大也!
■王貞治の記録を超える、16本目の満塁ホームランを放った西武の主砲・中村剛也!
■男子テニスのシティOPで優勝し、通算10勝目!世界ランクを自己最高の4位に戻した錦織圭!
facebookページでの皆さんの投票では1位が岩隈久志、2位が瀬戸大也となっていましたが
今週、中西さんが注目したのは…
岩隈久志!
野茂英雄以来14年ぶり、日本人としては2人目のメジャーでのノーヒットノーランを達成した岩隈投手。
今季は開幕から3試合に登板し、0勝1敗、防御率6.61と絶不調で、しかも背中の筋肉を痛めて4月下旬には故障者リスト入り。7月に復帰した試合でも打ち込まれましたが、7月11日のエンゼルス戦で8回無失点で今季初勝利。続く18日のヤンキース戦は5回途中2失点で2勝目、8月7日のレンジャーズ戦は7回3失点で3勝目と、本来のピッチングを取り戻した中で迎えたのが12日のオリオールズ戦でした。
初回から快調に投球を続け、4回に先頭打者に四球を与えるまではパーフェクト投球。この回は2つの四球でランナー1、2塁のピンチを迎えますが、三振で切り抜け、8回にも先頭打者に四球をだしましたが、ここも併殺で切り抜け、9回は3人でピシャリ。最後の打者をセンターフライに打ち取って、偉業達成となりました。記録は9回116球、無安打、3四球、7奪三振で今季4勝目です。
試合後のインタビューで岩隈は「何て言ったらいいのか、嬉しい気持ちしかない。ノーヒットノーランができるとは思っていなかった。」と気持ちを語ったあと、「1歩1歩前進して頑張っている東北の皆さんに、1つ勇気を与えられたりしたのかなって思います。」ともコメントしました。
かつての所属先である楽天の本拠地・コボスタ宮城では、昨日のロッテ戦の初回と2回のイニング間に、大型ビジョンで岩隈投手の偉業が報じられ、観客からは歓声が沸き起こりました。しかも「コボスタから大きな拍手をお届けしましょう」とアナウンスされると、ひときわ大きな拍手が球場全体を包んだそうです。
そして余談ですが、メジャーではノーヒットノーラン中、監督はトイレに行ってはいけない伝統があるそうで、マクレンドン監督は5回以降、生理現象に耐えながら指揮を執っていたのだそうです。監督も報われました!
岩隈投手、偉業達成おめでとうございます!
今週のウィークリー・パーソンは、メジャーリーグ、マリナーズの岩隈久志投手に注目しました。