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「感性価値ランキング」トップ10(2015/3/5)

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木曜日は、「カルチャー」。


今日はおととい発表された、世界の主要21都市を評価した
「感性価値ランキング」のトップ10をご紹介!



第10位【 ロンドン 】

第9位【 香港 】

第8位【 ストックホルム 】

第7位【 ベルリン 】

第6位【 コペンハーゲン 】

第5位【 ニューヨーク 】

第4位【 トロント 】

第3位【 シンガポール 】

第2位【 ウィーン 】

第1位【 東京 】


こちらはおととい発表された、世界の主要21都市を評価した「感性価値ランキング」のトップ10。調査を行ったのは森記念財団の都市戦略研究所です。
今日はこの調査の分析を行った、明治大学教授で大都市圏における計画と政策がご専門の市川宏雄さんにお電話でお話を伺いました。


Q.「感性価値ランキング」は各都市の何を比較した調査なのでしょう。


都市空間には「人間の感性に訴える力」が備わっていると考えることができるのではないか?という視点のもと、「空間と活動の特性」と「価値観」の2つの観点、6つの要素で評価を行いました。
その6つの要素というのが「効率」「正確・迅速」「安全・安心」「多様」「ホスピタリティ」「新陳代謝」この6つの要素から世界の主要な21都市を評価しました。

Q.東京のポイントが高かった項目は?


6つの要素のうち「効率」と「ホスピタリティ」このふたつがトップでした。

Q.どんなところが高評価につながったのでしょう。


まず「効率」に関しては、地下鉄の駅の密度が高いこと、それから東京都心に政府とビジネス街があるということ。そういった部分が東京は圧倒的に強かったですね。「ホスピタリティ」に関しては、サービスの水準の高さや人の親切さ、それに街がきれいといった部分も評価につながっています。

Q.東京のポイントが低かった項目は?


意外に思われるかもしれませんが「正確・迅速」という項目が8位だったり、「多様」も8位、「新陳代謝」が10位という結果でした。ちなみにこの「正確・迅速」という項目のトップはコペンハーゲン、「多様」でいうとパリやロンドン、ニューヨークが上位を占めています。あと「新陳代謝」は東京の弱点なんですけれど、例えば東京で会社を興そうとすると時間がかかる…とか、そういう部分で東京は弱いですね。

Q.この調査の結果はどんなところで活かされますか。


「都市の総合力調査」では、主として都市が持っている空間や物質的なことが多かったんですが、今後はこの「感性価値」の評価を「都市の総合力」の中で活かしていく…ということを前提に考えています。

今日は「感性価値ランキング」のトップ10をご紹介しました。