アジアチャンピオンズリーグにおける優勝回数の多い国 トップ3(2015/2/9)
月曜日は「スポーツ」。
今回は来週から始まるサッカーアジアチャンピオンズリーグにまつわるランキングをご紹介します。
第3位 【サウジアラビア 4回】
第2位 【日本 5回】
第1位 【韓国 10回】
こちらはアジア最強のサッカークラブを決める大会、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)における優勝回数の多い国のトップ3です。ちなみにACLという名称になったのは2002年のことです。今回のランキングはACLの前身であるアジアクラブ選手権の優勝回数も含まれています。韓国の強さが際立っています。
Jリーグ発足後、日本のクラブチームで優勝経験があるのは2007年の浦和レッズ、2008年のガンバ大阪だけです。FIFAランキングでは、日本はアジア最強のポジションが定位置になりつつありますが、クラブだと勝てない理由はどんなところにあるのでしょうか。中西さんは次のように考えているようです。
実際、日本代表クラスの選手は海外で活躍しています。(中西さんが)現役選手として活躍していたころ、名古屋グランパス在籍時にはアジアウィナーズカップに出場し、決勝まで進出してます。当時、準決勝では蔚山現代FCと対戦し5-0で勝ち、それほどの点差がついたのは初めてだといわれていました。
まず、韓国や中国のチームには非常にたくましさがあると思います。環境を言いわけにしない。ピッチや観客、レフェリーなどは絶対に変えられないものです。変えられないものを変えようとすればするほど、自分たちが乱れますし、感情的にも乱れます。レフェリーの判定が間違っている、これはひどい判定だとわかっていても、変えられないものを変えようとしてしまうとどんどん感情的に怒りや焦りが生まれてきてしまいます。そしてそれがチームに伝染していくと、チームも悪い状況になってしまうと思います。そうしたところのメンタルコントロールをしっかりしていく、基本的にはレフェリーは変えられないものだというような、ガンバ大阪の遠藤選手のような冷静さがあればチームとしても冷静に戦えるのだと思います。
次に、日本代表はアジアで強く、世界でも強くなってきています。しかし、そうした中で若年層のころから海外の、特にアジアのチームとの試合経験を積んでいる選手が少ないということが挙げられます。(代表チームに)選ばれてる選手は選ばれて、アジアのクラブチームや代表チームと試合をしている選手はいますが、プロになるまで代表チームに呼ばれない選手は、海外チームとの試合機会がほとんどありません。そうした代表以外の選手の海外経験が増えていけば、現在のACLにおける日本の状況も変わってくるのではないかと思います。
「変えられないものを変えようとしない」「代表選手以外の海外経験、アジアでの試合経験が増えていくこと」、この2点を重視することで現在の状況も変わっていくのではないかと思います。
今年のACL、日本の出場枠は3.5枠あります。出場が確定しているのは鹿島アントラーズ、浦和レッズ、ガンバ大阪の3チーム。そして、残す0・5枠を目指すのは柏レイソルです。柏は来週17日(火)に行われるプレーオフで香港かタイのチームに勝つと出場権を獲得となります。
そして32チームが8つに分かれて行われるグループリーグは2月24日(火)、2月25日(水)にスタートします。いつもより早く開催されるため、日本の4チームにはいつもと違うチーム作りが求められています。近年の日本勢はグループリーグを突破することはできても、ベスト8以上に進出することができていません。それを考えると「今年こそは…」という気持ちにもなってきます。日程の面ではJリーグもかなり配慮してくれていますし、いろいろなことを言い訳に出いない状況になってきています。この4チームにはアジアを勝ち上がって、ぜひ優勝を成し遂げてもらいたいところです。
今朝は「アジアチャンピオンズリーグにおける優勝回数の多い国 トップ3」をご紹介しました。