番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2015/2/20)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」。
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週、番組ではこの4組をピックアップしました。
◆最後の一球は広島で…凱旋帰国しキャンプに合流した広島カープ・黒田博樹!
◆テニス男子メンフィス・オープンで大会初&自身初の3連覇を達成した、錦織圭!
◆ロコ・ソラーレを破りカーリング全日本選手権初制覇を果たした小笠原率いる北海道銀行!
◆W杯3連勝で今季5勝目!調子を取り戻し世界選手権に挑むスキージャンプの高梨沙羅!
番組ホームページでの皆さんの投票は1位黒田博樹、2位錦織圭となっていますが、
今週、中西さんが注目したのは…
黒田博樹
20億円とも言われたメジャーの高額オファーを断って、約5分の1の年棒、退路を断つ1年契約で古巣の広島東洋カープに復帰した黒田博樹投手。今週、帰国会見を行い、18日からキャンプに合流しました。アメリカで自主トレを行っていたため、キャンプ初日からブルペン入りしていましたが、まだ時差ボケで夜中に目が覚めると話をしていました。
帰国会見をあらためてふり返ってみましょう。
「年齢的にもカープに帰るなら今年しかないと思った。そしてやっぱり最後はファンの人たち。2006年にFA権をとった時、ファンの人たちに自分の心を動かしてもらったので、逆に今度は、自分がファンの人たちの気持ちを動かせれば良いかな。」
と語っていました。これは2006年10月16日の中日戦、ラスト登板になるかもしれない黒田投手に対して、「我々は共に闘って来た 今までもこれからも…」と書かれた巨大な横断幕と、スタジアムを揺るがす黒田コールが起きました。黒田投手の胸にぐっとくるものがあったと思われます。次のシーズンは、そんなファンの声にこたえて残留。翌年、ファンに背中を押されるようにしてメジャーに移籍しました。
帰国会見の席でチームオーナーから「優勝しよう!」と声をかけられ、しっかり手を握り返した黒田投手。広島が最後にリーグ優勝を果たしたのは1991年のこと。昨シーズンまで、23シーズン優勝なしというのは12球団で最長のブランクとなっています。シーズン連続優勝なしのワースト記録を持っているのも25シーズンの広島、あと2シーズン優勝を逃すと記録に並んでしまいます。優勝までは険しい道のりではありますが、マエケン、黒田の両エースが軸になればファンの夢を叶えてくれると思っている方も多いことかと思います。
男気を発揮しての帰国ということで人気が急上昇し、関連グッズの売れ行きも好調でキャンプ地の売店では品切れまで起きているそうです。ユニフォームを見ても、広島に赤の15番というのは似合っていますね。
2月10日に40歳となった黒田投手。広島に念願のペナントを持ち帰ることができるかどうか、今季のピッチングに注目したいと思います。
奇跡は起きるものではなく、起こすもの。奇跡が起こる条件はそろっています、起こす人も帰ってきました、今季の広島に注目です。
今週の「ウィークリー・パーソン」は、メジャーから凱旋帰国し、キャンプに合流した、広島東洋カープの黒田博樹投手に注目しました。