ストームトルーパーの中にあの人が!?(2015/12/24)
木曜日は、「カルチャー」。
今日は先週末、12月19日(土)と20日(日)の全国映画動員ランキングトップ5をご紹介!
第5位『 007 スペクター 』(公開3週目)
ダニエル・クレイグが4度目のジェームズ・ボンドを演じた「007」シリーズ24作目。監督は前作「007 スカイフォール」に続き、「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス。公開国全てで初登場1位という快挙を成し遂げています。
第4位『 母と暮らせば 』(公開2週目)
山田洋次監督、吉永小百合主演作品。長崎で暮らす助産師の前に、原爆で亡くなった息子が現れるというファンタジー。共演は二宮和也、黒木華、浅野忠信など豪華俳優陣。
第3位『 orange-オレンジ- 』(公開2週目)
高野莓の人気コミックの実写化。未来の自分から届いた手紙をもとに、未来を変えようとする主人公を中心に描いた青春群像劇。主演はNHK朝の連続テレビ小説「まれ」で夫婦を演じた、土屋太凰と山崎賢人。
第2位『 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 』(公開1週目)
10年ぶりに公開された「スター・ウォーズ」シリーズの7作目です。
第1位『 映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン! 』(公開2週目)
昨年12月に公開された第1作に続く「妖怪ウォッチ」の映画化第2弾。妖怪たちの人間界と妖魔界での冒険を5つのエピソードを通じて描いています。ゲスト声優として、長澤まさみさん、博多華丸・大吉、武田鉄矢さんが出演しています。
以上、先週末の全国映画動員ランキングトップ5でした。
そして今日は「スター・ウォーズ」シリーズについて“ネタバレ”にならない情報でご紹介していきます。
熱狂的なファンがいる一方、特に10代〜20代の中には「観たことない」という方も多いのではないでしょうか?ということで、まずは作品の基本情報から。現在公開中の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」は、10年ぶりに公開されたシリーズの7作目=「エピソード7」にあたります。
「スター・ウォーズ」シリーズは、まず1977年から1983年に3作が公開されました。これが「エピソード4」から「エピソード6」です。舞台は遠い昔に帝国に支配された、かつて平和だった銀河系で、反乱軍の少年ルーク・スカイウォーカー、レイア姫、宇宙海賊のハン・ソロたちが銀河系を支配する帝国に戦いを挑む物語。
その後、1999年から2005年に公開されたのが「エピソード1」から「エピソード3」。「スター・ウォーズ」の創造者、ジョージ・ルーカスがCGなど自分のイメージを体現できる域まで技術が進歩するのを待って製作されました。この3作で、時代は30年さかのぼります。「エピソード4」から「エピソード6」に登場した帝国のダース・ベイダーが、なぜ暗黒面に堕ちてしまったのかが描かれます。
そして、今回の「フォースの覚醒」から公開される3作がその後の時代の「エピソード7」から「エピソード9」となります。「エピソード8」は2017年、「エピソード9」は2019年に公開予定で、全9作をもって「スター・ウォーズ・サーガ」は完結します。
ここまで話題となっている作品ですから「フォースの覚醒」を観に行きたい!その前に予習しておきたい!でも、どう観たらいいのかわからない、という方も多いことでしょう。そこで今日は、テレビ・ディレクターで「スター・ウォーズ」研究者としても著名な河原一久さんにお話を伺いました。
河原さんは先月、扶桑社から「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 予習復習最終読本」という本も出版されています。
一番手っ取り早いのは「エピソード6」を観れば良いと思われがちですが、「エピソード6」は「エピソード5」の続きであり、「エピソード5」は「エピソード4」の続き。で、「エピソード4」の前は20年くらい時間が空いています。しかも「エピソード4」が最初の作品。というわけで「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」これだけ観ておけば充分に楽しめると思います。ただ、「エピソード4」を観たら5も観たくなるし、5を観たら6も観たくなる…というわけで、結局4、5、6を観るハメにはなると思います。
もうひとつ言うならば「観ない」という手もあります。全く新しい3部作のスタートでもある訳ですから、「エピソード7」を観ることによって「スター・ウォーズ」というものを知り、そしてその過去にどんなことがあったのか?ということをさかのぼって前の作品を観る、という見方も出来ると思います。
さて。これだけの話題作ですから、公開に前後して様々なニュースがありますので、いくつかご紹介しましょう。
■今年6月に「ジュラシック・ワールド」が作った世界オープニング興行収入の歴代最高記録を更新。1ドル120円換算で「ジュラシック・ワールド」がおよそ630億円、「フォースの覚醒」が635億円でした。
■お金の話でもうひとつ。出演者のギャラはハン・ソロ役のハリソン・フォードのギャラがダントツなのだそうです。知名度があまり高くない若手の主演俳優たちは推定1200万円から3600万円。一方、ハリソン・フォードは18億円から24億円!ただ、若手俳優は映画が大ヒットした場合、ボーナスをもらえる契約になっている可能性が高いそうです。
■今の「007」ダニエル・クレイグが、機動歩兵“ストームトルーパー”としてカメオ出演しているという噂も。顔は出しておらず、ヒロインが身柄を拘束されたシーンで彼女を逃がすストームトルーパーがダニエル・クレイグだというのが関係者情報、だそうです。
■アメリカのスポーツテレビ局が「スター・ウォーズ」の登場人物にメジャー・リーグの選手を当てはめる企画で話題になっているそうですが、「エピソード6」で900年の生涯を終えた“ジェダイマスター”のヨーダにイチロー選手が選ばれています。「現役最年長野手は若手の手本であり、特徴的なコメントは示唆に富む」というのがその理由だそうです。
「スター・ウォーズ」シリーズの大ファンという方はもちろん初心者の方も、これらの情報を押さえて映画館へ足を運んでみてはいかがでしょう。
今日は、先週末の全国映画動員ランキングトップ5と、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の見どころをご紹介しました。